断腸亭料理日記2007

合羽橋・太助寿司

4月3日(火)夜

さて、今日は鮨が食いたくなり、合羽橋太助寿司へいくことにする。
このところ、書いてはいなかったのだが、来てはいた。

19時過ぎ、一度、家に寄って、自転車を取り、向かう。
桜も散ろうというのに、今日は、なんということであろう、
めっきり寒い。

最高気温が13℃で、夕方になって、なお寒くなっている。
自転車に乗っていると、手がかじかむようである。

来てみると、親方は、ちょっと出ている、とのこと。

珍しく、お酒をお燗でもらう。

若い衆、I君が相手をしてくれる。
彼は、今は、NO.2、である。

今日は、刺身より、握りを多くしてみます、とのこと。

もうそろそろ、終わりだが、平目と、たこ。
平目は千葉の富津、竹岡、たこは、いつもの通り、佐島。
どちらも塩で。

平目はねっとりと、甘く、うまい。
たこは、歯ごたえよし、うまみが充実している。

次に、きんき、を半身、塩焼きにしてくれた。

オホーツクの釣りのものらしい。

今の時期が、まだ、流氷が接岸しているので
かなり珍しいものらしい。

よい脂で、たまらない。

香ばしく鰭などもパリパリに焼かれているので、
女将さんに感心されるほど、
食べられる骨は食べてしまった。

さて、ここから、にぎり。

まずは、鳥貝


I君が「だいぶ身が厚くなってきたんですよ」と、いう。
むろん生のものであるが、みずみずしく、
柔らかく、芳醇、で、ある。

すみいか。

好物の一つである。
太助には置いてあるが、なぜだか筆者には
親方はあまり出さなかった、ような気がする。
煮きりをぬって出してくれた。
これは、江戸前であるという。

1月であったか、たまたまアメ横の魚屋で安く見つけて手料理をしたことがあった。

筆者、釣りはやらないので、まったくわからないが、
毎度、参考にさせていただいている、
「ぼうずコンニャク」さんによれば、東京湾では盛んな釣りだそうである。

しかし、そうはいっても、魚屋に普通に出回るほどは
大量には獲れない、のであろう。

うに。

函館のもの。

このあたりで、親方が登場。

築地で今日の一番のものである、と、いう。

なるほど。

色も、このふっくらした、表面の感じも、すばらしい。
むろん、たべても、最高の味である。

小肌。


〆加減もちょうどよく、普通にうまい。


中トロ、、と、いうよりは、
大トロ、に、近いかも知れない。


壱岐、の、もの。
薄めに切ってあるのがよい。

さて、最後、巻物。
好物の、ひもきゅう。


わさび利いて、いやいや、うまい。

今日は、I君の握りであったが、
気分も変わって、うまかった。

「親方、たまには、いいですよ!」




合羽橋・太助寿司
電話番号:03-3841-4811
住所: 東京都台東区松が谷2丁目26−6




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