断腸亭料理日記２００7

晩酌セット

10月5日（金）夜

一週間が終わった。

上野あたりの立ち呑みにでも寄ろうかと、
大江戸線、上野御徒町駅で降りて、ＡＢＡＢの裏を
歩いていると、晩酌セット、￥１５００、という看板に
立ち止まってしまった。

別段、有名な店ではないが、そばや、で、ある。

晩酌セット、なるもの、なんとなく不思議なもの、で、ある。
酒やビールと、つまみ数品で、いくら、というもの。

筆者の行動範囲の店にはあまり見かけない。
見かける店が、行動範囲にない、と、いうことであろうか。

名古屋転勤時代には、よく見かけたような気もする。

昔からあるものであろう、か。
おそらく、そうであろう。

先日、出没！アド街ック天国で、小伝馬町をやっていたが
ここに出てきた店々には、晩酌セットが、あったような記憶もある。
小伝馬町あたりは繊維を中心とした、問屋街であるが、
なんとなく、晩酌セットのありそうな街、かもしれない。

上野御徒町あたりは、そう多くは見かけないとは思われる。

店は、そばや・小松庵上野店、と、いう。

ここにこういうそばやがある、というのは、
以前から知っていたが、入ったことはなかった。

立ち止まっていると、
戸は開けられており、店の小父さんが呼び込む声、、。

なんとなく、ひかれて入ってしまった。

二階もあるようである。
テレビで、民放のバラエティー番組なんぞが
掛かっており、まあ、酒に焼酎などもいろいろと置いてあり、
普通の街のそばや、で、あろう。

晩酌セットというのは、塩辛、枝豆、まぐろ刺身、
玉子焼き、野菜の天ぷら。
これに、もりそば、が付いて、￥１５００。

その、晩酌セット、を頼んでみる。
まあ、たまには、こんなところで、こんなものも
よいであろう。

ジョッキのビールが出てくる。
いかの塩辛。

客層をみていると、やはり、呼び込まれたのであろうか、
筆者同様のサラリーマン一人、というのも
いるようである。

のども渇いているので、ビールはすぐに呑みきってしまう。
まだ、天ぷらもくるので、チューハイをもらう。

天ぷらもきた。

最後にもりそば。

ちょっと、色が白っぽい、
しゃっきりした、そば。

全部で、勘定は、￥２０００弱。

立ち呑みよりは、高いであろうが、いかにも、
サラリーマン、らしい、晩酌セット、と、いうところであろう。

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