断腸亭料理日記2009

天丼

12月13日(日)第一食

日曜日、朝、起きて、NHKの朝のニュースを見ていると
築地の様子をやっていた。

そろそろ、正月の用意。
季節の風物詩的な、映像であろう。

今年は、不景気のせいもあるのだろう、
比較的、いろんなものが、安い、と、いう。
しかし、まあ、実際には、もう少し押し詰まってくると、
それなりの値段になる、のではあろう。

中で、ふぐ。
これも今年は、安い、のか。
(よくは覚えていないのだが、、。)
築地で、ふぐ、と、いえば、天竹

店の様子を映していたが、ふぐの天丼、というのが
出てきていた。
むろん、私はふぐの天丼は、食べたことがないが、視ていて、
急に、天丼が食いたくなった。

冷凍庫には、海老、も、ある。
(ブラックタイガー程度の大きさの、むき海老)

飯を炊いて、作ろうか、で、ある。

天ぷらは、最近も揚げているが、
これはたいてい夜で、夜となると、
天丼にすることは、まずない。

従って、家で天丼を作る、ということは、
あまりない。

思い立ったが吉日。
(それほどのこともないか、、。)

米を研ぎ、浸水。
海老も冷凍庫から、6〜7匹出しておく。

1時間。

スイッチを入れる。
炊けるまで、小一時間。
(結局、今でも、電気炊飯器で飯を炊くには、
米研ぎから、これくらいの時間がかかる。
こればかりは、便利にはならないのか。)

炊ける時刻を目指して、天ぷらの準備を始める。

例によって、揚げ鍋に缶に入れて、ストックしてある、
天ぷら油を入れる。
少し少ないので、胡麻油を足す。

これも、例によって、予熱のために、
一度点火をしておく。

ボールに玉子冷水。
昨日のコロッケと、まったく同様。

小麦粉と天ぷら粉も用意。

下地用の小麦粉もさらに準備。

天丼であるので、上からかける、丼つゆも
用意しなくてはいけない。

小鍋に、しょうゆ、酒、砂糖、桃屋のつゆを
入れ、軽く煮詰めておく。

普段は、私は、野菜はまったく揚げないのだが、
海老だけというのも、なんとなく、さびしいか。

なにか揚げられるものがないかと、
冷蔵庫の野菜室をのぞいてみる。

と、下の方に、二つほど、ピーマンを発見。
ピーマンなら十分。これでよかろう。

二つを洗い、半分に切って、スタンバイ。

これで、準備完了。
再度、油に点火。

油温の上がるのを、少し待つ。

衣作り。

前回同様、天ぷら粉1に、薄力粉3の割合で
玉子冷水に入れ、軽く混ぜる。

よし、OK。

ピーマンから先に揚げよう。
野菜であれば、低めの温度でもよいだろう。

衣は、ベットリ、ではなく、
軽くでよいだろう。

一つ、投入。

あ。

野菜にしては、油温は高かったのか、
揚げ時間が長かったのか少し、
ピーマンが、ヘニャ、っと
なってしまった。

火を落とし、ピーマンは、どんどん揚げる。

続けて、海老も。

これも、特段のことはない。
ピーマン4つ、海老も6〜7匹、
なんなく、揚げあがる。

飯もちょうど、切れて、蒸らす時間が終わったくらい。
丼に盛り、海老とピーマンをのせ、上から、
丼つゆをかけ回す。


海老とピーマンの天丼。

見た通り、普通の天丼。
海老も、特別なものでもなし、味も別段、
驚くほどのこともない。
普通にうまい、天丼。

しかし、朝から

とはいえ、思いついてから、
食べるまで、飯を炊いたので、2時間ほど、
9時半になってしまったが、、

天丼というのは、なんとはなしに、
うれしいもの、で、ある。






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