断腸亭料理日記2010

冬瓜のスープ

8月17日(火)夜

夏休みも終わって、通常の生活が始まった。
今日の東京の最高気温は、37℃であったようだ。

こう書くだけで、暑くなるようである。

あまりに暑くて、食欲もない。
8時すぎ、オフィスを出て、なにを食べようか、
考えるが、思い浮かばない。
だが、なにか、さっぱりしたものがよいことは、間違いない。
野菜?、豆腐、、、?

牛込神楽坂駅そばのスーパーに寄る。
売り場で見て、考えようか。

野菜売り場。
あまり、ピンとくるものがないが、、。

あ!。

冬瓜(とうがん)。

これはよいかもしれぬ。
干し海老で出汁を取って、中華のスープ。

あんかけで、冷やしてもよいか。

暑いときには、食べやすい。

しかし、冬瓜というのは、なんであろうか。
考えてみれば、不思議な野菜、で、ある。

瓜の類である。
むろん、夏のものであろう。それほどメジャーな野菜ではないと
思うのだが、スーパーには意外に
どこでも置いているような気がする。

同じ瓜類でも他に近いものはあろうか。
きゅうりや、瓜、ゴーヤ、などとも違うし、
かぼちゃ?すいかやメロンはもっと、離れるか。
薄く細く紐状に切って干すと干瓢(かんぴょう)になる、
夕顔は近いのか?あるいは、ズッキーニもウリ科。
果肉は似ているような気もするが、、。
(このように、ウリ科の野菜、果物を並べてみると、
意外におもしろいものである。食べないものでは、
ヒョウタン、ヘチマ、なども我々には馴染み深い。
随分と、我々の役に立っている類である。
ギザギザした葉っぱやツルはどれも似ている。
それで、同じ類というのはわかるが、実の方は
千差万別。むろん人が品種改良をしたのであろうが、
おもしろい。)

ともあれ。

冬瓜は、中華だけでなく、和食にもなり、
やはり、あんかけや、スープ、薄味の煮もの。
そのものには、ほとんど味はなく、
水気(みずけ)が多く食感をたのしむもの。
まあ、どちらかといえば、とらえどころのない野菜
であろう。
従って、ある程度、誰もが知っていよるだろうが、
積極的に好物である、という人は、そう多くは
ないかもしれない。

私も、別段、好物というほどではないが、
父親が好きで、子供の頃、そう多くはないが、
入手できた時であろう、食卓にのぼっていた記憶がある。
母親なんぞは、なんで、こんなものが好きなのか、と
いうような、言い方をしていたようにも思う。

私も、子供の頃は、よくわからぬ食いものとしか、
思っていなかったのだが、大人になって、なんとなく、
その味が分かるようになってきた。

次。

豆腐売り場。
厚揚げが安くなっている。

これは焼いてしょうゆをかけるだけで、
うまいであろう。

帰宅。

煮込むので、ちょっと時間がかかるであろう、
着替えて、すぐに料理にかかる。

冷蔵庫に保管してある、干し海老、干し貝柱もあるので、
取り出す。

圧力鍋に、水を張り、干し海老十個ぐらい。
干し貝柱は、高価なので、二個ほど。
煮えるのが少しは速かろうと、圧力鍋にしてみる。

冬瓜は1/4ほどに切られたもので、
パックから出し、皮をむく。

海老と貝柱を入れた鍋に、入れ、
ふたをし、加熱、加圧。

圧が上がって、弱火。
この状態で、10分。

あとは、火を止め、放置。

20分ほど。
多少、まだ圧が高いが、手動で圧を抜いて、
ふたを開ける。

ふむふむ、だいたい、煮えている。
果肉が透明になっていれば、いいだろう。

塩味をつける。
冷やす意図なので、多少濃いめに。

味見。
OK。

水溶き片栗粉を作り、あんかけに。

あとは、洗面所に水を張り、蓄冷材をしこたま入れて、
冷やす。

が、もう待てない。
冷えていないが、先に少し、食べよう。


暑いところに、熱いものもどうかとは思うが、
それでも、こういうさっぱりしたものは、
やっぱりよい。

うまいもの、で、ある。

ビールを呑みながら、冬瓜スープを食べていると、
内儀(かみ)さんが帰宅。
厚揚げは、内儀さんに頼み、オーブントースターで
焼かせ、しょうゆで食う。

冬瓜のスープと厚揚げ。
随分と、健康的なメニューであった。









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