断腸亭料理日記2010

芝海老から揚げ

12月7日(火)夜

今日は少し早く帰れたので、6時台、
吉池に寄った。

売り場を見て歩く。
「白和え」に続いて、軽いものがよいか。

芝海老。
剥いていないもの。
パック入り。

いつも必ずあるのではないのだろうが、
ま、ま、たまに見る、ような気はする。
¥280。

安い。

佐賀県産。
有明海、で、あろうか。

芝海老とは、むろん、江戸湾、芝の浦、で、
たくさん獲れたからこの名前が付いたのであろう。

が、今は、東京湾産の芝海老というのは、ほとんど
揚がらないのだろう。

ご存じのように、江戸前天ぷらといえば、
穴子、すみいか、小柱、などと並んで、
定番中の定番である。

かき揚げには欠かせない。

しかし、安いもの、である。

殻を取ってしまったら、わずかになってしまうのか。

かき揚げにするか?。
あるいは、そのまま、から揚げ?。

殻を取るのは面倒だ。その上、かき揚げの方が、
衣がある分、カロリーは少し高いだろう。
から揚げにするか。

帰宅。

パックを開けてみる。
一匹を手に取ると、意外に大きく、
髭も長い。

芝海老の剥いていないものをこうしてまじまじと
見るのは初めてかもしれない。
富山の白海老はむいていないものがよく売られており
よくみるが、比べると、
芝海老の方が少し大きいかもしれない。

また、むいた小海老というのは、よく売られている。
おそらく、ほとんどが輸入物で、芝海老以外のものが
多い、のであろう。

国産の芝海老をむいたものと、外国産のむき海老と
味がどれほど違うのか、料理法にもよるのだろうが、
もしかしたら、そう大差はないのかもしれない。

だから、国産の芝海老も安い。
そういうことかもしれない。

ともあれ、
揚げ鍋に、揚げ油を用意する。

海老をざるにあけ、洗う。

ボールに移し、比較的たっぷりと、
片栗粉を入れ、よくまぶす。

点火。
油温の上がるのを待つ。

いいかな?。

お、っと。
ちょっと低かった。
だがまあ、天ぷらほど、神経質になるには及ばないだろう。

ん!。

跳ねた、、。

ちょっと、離れて、落ち着くのを待つ。

天ぷらもそうだが、水分の多いものは、
跳ねるもの、なのだが、これを避けるためには、
均等に熱を入れる。つまり、よくひっくり返すこと。

跳ねる危険のあるものを、まめにひっくり返すのは
勇気がいるが、勇気を出して、箸を入れなくてはならない。

比較的長めに揚げる。

次からは、手早く、どんどんと、揚げる。

OK。

揚げ上がった。

塩をふって、皿に盛る。


ふむふむ、うまく揚がった。

芝海老、から揚げも、うまいもの、で、ある。
やはり、安いのが、なにより、で、ある。







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