断腸亭料理日記2010

浅草・洋食・ヨシカミ

3月10日(水)夜

TX、柏の葉キャンパスで、夜7時、仕事終了。

なにを食べようか。
むろん、TXで帰る、のであるが、今日は浅草にしようか。

浅草に着くのは、8時くらいになろうか。
このくらいの時間であれば、久しぶりに、
洋食のヨシカミ、に、しようか。

TXの浅草駅は、ご存じの通り、六区にあるし、
便利である。

昼間も寒かったが、夜に入り、だいぶ寒くなった。
柏、などは、都心に比べれば、3〜4℃は
違うのではないかと、思うほど、寒い。

三寒四温、などというが、今年は、寒暖の差が
激しいように感じる。

東京などでは、先週あたりは、もうコートを
着ないで歩いている人もあったが、昨日は雪も降り、
また、冬に逆戻り。
(そのくせ、桜の開花予想は例年より、早いそうな。
どうしたことであろうか。)

ともあれ。

TXの浅草駅を降りる。

地中深いホームから、上にあがってくる。
新御徒町などもそうだが、このあたりのTXはそうとうに、
深い。

であるが、まだ、この浅草駅はよい。

なにがよいのかというと、利用された方は、
ご存じであろうが、長いエスカレーターの壁に、
浅草縁(ゆかり)の著名人の
イラストがコメント付き、貼ってある。

エノケン、ロッパ、もあれば、川端康成先生、
色川武大先生、むろん、断腸亭荷風先生、
池波正太郎先生も、、、。

これを見ると、ああ、浅草だ、と、実感する。

明治、大正、昭和、
日本の、娯楽の最先端であった、浅草。

考えてみれば、役者や歌手、芸人、作家、文化人などなど、
これほど多くの著名人が、土地と結びついているところ、
と、いうのも日本中でも、他にはなかろう。

過去の栄光といってしまえば、それまでのこと
なのかもしれぬが、、。

地上にあがって、セブンイレブンの路地を興業街の方に入り、
そのまま真っ直ぐ、フットサルをやっているグリーンの網を右に見て、
ヨシカミ前。

いつもそうだが、ウイークデーのこの時間でも
そこそこにぎわっているのが、うれしい。

入ってすぐ、どうぞ、と、指し示された
あいているカウンターの角に、座る。

すぐさま、カウンターの向こうのお兄さんから、
メニューが前に置かれ、ビール、と、いう前に、
水が置かれてしまった、が、、、やっぱり、
瓶ビール!。

食べるものは、っと。
チキンライス、は、決まっているのだが、
あとはどうしようか。

道々、考えながらきたのだが、決まらずに着いてしまった。

食べすぎはよくないので、チキンライス、
のみでも、むろんよいのであるが、、。

コンビネーションサラダもうまいのだが、
いささか、今日は、寒そう。

えーい、もういいや。
食べたいものを、食べよう。

メンチカツ、だッ。

メンチと、チキンライス。

ビールを呑むが、出入り口に一番近いカウンターの端っこ
のため、寒い。

お通しのかき餅を、ばくばくつまみながら
ゆっくり、呑む。

ややあって、同時にきた。



メンチは、小ぶりの小判型で、二個。

ナイフで切ると、肉汁が、染み出てくる。

ビールを呑みながら、食べる。

呑み終わって、チキンライス。

この味の濃いのが、大好き、で、ある。

いささか食べすぎ、で、あるが、うまかった。

ご馳走様。

勘定をして、ありがとうございま〜す、
の、声に送られて、出る。

TXにしようか、歩こうか、少し迷うが、
億劫になり、タクシーに乗ってしまう。


ヨシカミ




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