断腸亭料理日記2010

下足丼、

神田佐久間町・ラーメン・青島食堂

5月2日(日)深夜

相変わらず、だらだらした、連休。

ハンバーグを食べて、呑んで、寝て、、、。

深夜起きて、なにか食べたくなり、下足丼。

これは、昨日、すみいかを買って、刺身で食べた。
すみいかは時期のものであろう、硬かった。

この下足が余っていたので、飯にのせて
食べようと思いたった。

これには、例の穴子の煮汁を煮詰めた、
甘いたれをかける。
下足丼、で、ある。
鮨やでは、ご存知の通り、下足にも甘いたれはかける。

すみいかの下足は生だったので、湯通し。

洗って、水を切り、ペーパータオルで水気をよくふき取る。。

飯は冷や飯。
レンジで温める。

下足をのせて、甘いたれをかける。


漬けものは、京都西利のきゅうりの柴漬け(むらさきの)。

やはり、このたれは、すばらしい。

下足がなくとも、よいくらい。
飯にかけるだけで、めしがいくらでも食べられる。

次は、

5月3日(月)第一食

遅く起きた昼前。

またまた(?)ラーメンが食べたくなり、
少し前から、行きたかったところ。

神田佐久間町の青島食堂へ、いってみようと考えた。

ここは、最近、東京でも増えている、
いわゆるご当地ラーメンの、東京進出店。

青島食堂は、新潟長岡の、長岡ラーメンを代表する、
有名店、ということである。

去年の7月にオープンしているよう。

神田佐久間町とは、清洲橋通りと、神田川、
総武線、昭和通りに囲まれた、細長い一画。
店はその東側にある。

むろん、このあたりならば、元浅草から
自転車で、ちょい、で、ある。

この連休は、気温も上がり、天気に恵まれている。
少し前の“寒さ”から、ひと安心、で、ある。

清洲橋通りを南下し、蔵前橋通りを渡り、
総武線もくぐって、美倉橋の手前の路地に入る。

入ってすぐの角にあるのだが、目立たない。
看板もあるんだかないんだか、わからず、
最初にきた時には、うろうろと探してしまった。
今日もシャッターが半分閉まっており、
休みかと思ってしまったくらい。

角に回り込んで店の入口前にくると、
シャッターは開いており、営業中。
12時少し前、11時半開店であるはずだが、もう満席で、
2〜3人、外で待っている人もいる。

食券。
チャーシューメンにしてみる。

出る人があり、あいたカウンターの端っこに座り、
食券を前に置く。

厨房の中は、小父さんと若めのおねえさんが、
忙しく立ち働く。

いたるところに、この店のキーワードである
“感謝の気持ちで”と、いうのが、書かれている。

しばし待つ。

できた。


大きな海苔がのって、見た目は、
ノーマルなしょうゆラーメン。

食べてみると、
生姜の香り。

長岡ラーメンの特徴はこれらしい。

が、この味、思い出されるのは、元祖恵比寿ラーメン。

千束にあった、往年の名店、元祖恵比寿ラーメンは、
昨年11月、気が付くと、居抜きで、台湾料理やに変わっていた。

ノーマルなしょうゆラーメンでありながら、
しょうゆの角が取れた、実に味わい深いスープ、で、
生姜の香りもしていた。

あれに、勝るとも劣らない、噂通り、
うまいしょうゆラーメンである。

元祖恵比寿の閉店は残念で、あのご店主である
おじさんも、ラーメン同様味わい深かった。

なにか、あの店にかわる存在になりそうである。




東京都千代田区神田佐久間町3丁目20
03-5820-0037




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