断腸亭料理日記2010

スパゲティー・ミートソース

11月7日(日)第一食

昨夜は旧友と呑んだ。

朝起きたら、どういうものであろうか、
スパゲティーのミートソースが食べたくなった。

スパゲティーミートソースなんというのは、
まったくありふれたもの。

子供の頃の給食、で、あろうか。
あるいは、昔の喫茶店のメニュー。
(喫茶店のスパゲティーといえば、有楽町のジャポネ、を、
思い出すが、あそこには、そういえば、
ミートソースは、ない。なぜであろうか。)

ありふれたもの、だが、逆にいえば、
誰にも馴染みの深いもの、ではあろう。

そういうものが、食べたくなるとき、
というのは、あるものであろう。

ミートソース、と、いうのは、そういう
ありふれたもの、ではあるが、いざ、作ろうと思うと、
これが、そこそこ、手間がかかる。

たまたま、なのだが、冷凍庫に合挽きが凍っている。
トマトピューレもまだ残っている。

先に、合挽き肉を冷凍庫から出し、レンジで半解凍し、
外に出しておく。

以前のページで、材料と作り方を確認。

ないものは、にんじん、セロリ。

三筋のスーパーヤマザキまで買いに出る。

帰宅し、作り始める。

まずは、玉ねぎ1個をみじん切り。
にんじんは、1本、皮をむいて同じくみじん切り。
セロリも1本、葉っぱも含めて、みじん切り。

にんにく2かけら、同じく、みじん切り。

にんじんは、一番形が残りやすいので、
より細かくすることを心がける。

準備はこれで終了。

テフロンのフライパンにオリーブオイルを引いて、
にんにくを炒める。
香りが出たら、玉ねぎ、にんじん、セロリも加え、
よく炒める。

玉ねぎが、完全に透明になり、さらに、ちょいと狐色が入るくらい。
これは、念入りに。

挽肉は、とけている。
フライパンに加え、よく炒める。

ここに、赤ワイン1カップ。
(むろん、量ってなどいない。目分量。)

軽く煮詰める。

OK。

ここまでで、フライパンは終了。
ここからは、煮込み用の鍋へ移す。

トマトピューレ、瓶に残っていたもの、
全部を入れる。

入れてみて、足らなければ、缶のトマトでも
足そうかと思ったが、意外にちょうどよさそう。

コンソメ、顆粒のもの、をこれも適当に、振り入れる。
水、これも、適当。
ヒタヒタになる程度、入れる。

ローリエ5〜6枚。

塩胡椒。
それから、ナツメグも少しくわえておく。

ここから、ふたをしないで、50分、弱火で煮込む。

40分経過。
ふむふむ、よい感じに煮詰まっている。

味見。

ちょいと、塩を足す。

ここから、湯を沸かし、塩を一つまみ。
スパゲティーを茹でる。

ミートソースなど、別段、アルデンテ、なんということに
気を使わずとも、かまわなかろう。

茹ったら、皿に盛り、ソースをかけ、パルメザンチーズも。


スパゲティーの皿への盛り付け方。
プロは、ひねったりして、きれいに盛り付ける。

ちょっと、なんとかならぬものかと、今日は
やってみたのだが、結局、あきらめてしまった。
ソースをかける場合と、そうでないのとも、
盛り付け方が違うような気もするが、むずかしいもの
で、ある。

味は、まあ、普通のミートソース。
比較的、どう作っても、まあそれなりのものは
できようか。

いや、そうでもないか。

若い頃から、なん度も作っているが、
やはり、最初の頃は、材料は同じはずなのに、
ミートソースらしい味には、ならなかったような気もする。

やはり、ポイントはにんじんは、より細かめに刻む。
それから、玉ねぎなど、野菜を炒めるのは念入りに。
このあたりが、基本、で、あろう。

たくさんできた。

こういもののストックが冷蔵庫にあると、
1週間、安心、で、ある。




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