断腸亭料理日記2011

白和え

3月29日(火)

夕方、仕事をしながら、どうしたことか、
塩せんべいを、バリバリと一袋、
食べてしまった。

と、いうことで、帰り道、なにを食べようか、考える
のであるが、軽いもの?。

なにがよかろうか?
豆腐?
湯豆腐か?

ならば、白和えはどうだろうか。
健康的だし、久しぶりに、作ろうか。

¥100コンビニで、小松菜。

千葉産。

なんとなく、葉物野菜は、原発の影響で
気になってしまうが、流通しているものなら、
まあ、だいじょうぶであろうし、
よく洗えば、問題ないともいう。

ハナマサで豆腐と、こんにゃく、それから
油揚げ。

帰宅。

作り始めるのだが、
白和えというのは、そこそこ、手間がかかる。

まずは、こんにゃく。
使うのは、1枚の半分ほど。
灰汁抜きから。

鍋に湯を沸かす。

薄く切った方が、早そう。
2〜3mmの薄切りにする。

湯が沸いたら、投入。
こんにゃくの灰汁抜き、というのは、
少し時間がかかる。

5分以上、で、あろうか。

油揚げの方も、油抜きのため、湯通し。
別の鍋にした方が、ほんとうはよさそうだが、
面倒なので、こんにゃくと同じ鍋。

油揚げ二枚分を短冊に切って、投入。

今度は、小松菜を茹でる。

別の鍋に、湯を沸かす。

3〜4cmに切って、よく洗い、茎の方と葉の方と分ける。
湯が沸いたら、茎の方から入れ、ある程度熱が入ったら、
葉を入れ、これは、一瞬。

すぐにあけ、冷水にさらす。
2回ほど繰り返し、ざるにあげておく。

灰汁抜き、油抜きをした、こんにゃくと、油揚げも
水にさらし、同じく、ざるにあげておく。

こんにゃくを薄切りから、3〜4cmの棒状に切る。
鍋に入れ、酒、しょうゆ、砂糖を入れ、味を付けていく。

油揚げも同じ味付けだが、味が染み込むのに
時間差があるので、鍋を分ける。

油揚げは軽く水を絞り、鍋に投入。
同じく、酒、しょうゆ、砂糖。

こんにゃくは味はしっかり付けておく必要があるが、
だいぶ煮詰まってきた。
(いや、必要がある、のではなく、味が濃いのが私の好み、
ということである。)

油揚げにもしっかり味を含ませる。

OK。

今度は、豆腐の準備。
半丁ほど、あたり鉢に入れ、よくつぶす。
本当であれば、裏漉す、のであろうが、面倒なので、
そのまま。

ここから、胡麻を入れる。
胡麻は、今までにいろいろとやっている。

あたり鉢で粒の胡麻をあたって、入れる、
白胡麻ペースト(中華の芝麻醤である)を入れる。
あるいは、両方。

今日は、面倒なので、白胡麻ペーストのみに
する。

小匙2ほどか。
胡麻は香り付けであるので、香りがする程度で
十分ではあろう。

ここに、白味噌(西京味噌)。

味を見ながら、入れる。
先ほどのこんにゃくの味の濃さからすると、
同じ程度の濃さに、なかなかならない。
入れすぎてもいけない、と、適当に、やめる。

いつもそうなのだが、こんにゃく、油揚げに
濃い味を付けておけば、それで問題はない。

比率を見ながら、下拵えをした具材を和えていく。

と、いいながら、結局用意したものは、
みんな入れてしまった。

完成。


食べる。

今日のは、成功であろう。

なにかといえば、胡麻の件、で、ある。
自分で食べるのであるから、見栄えはどうでもよい、
などとも思い、粒胡麻からあたって、裏漉さずにいたことも
あったのだが、今日のようにペーストだけを使ったものとは、
味までも違うように感じる。

やはり、見栄えだけではなく、白和えの場合、
滑らかさというのも、味の内、なのかもしれない。

なんだかんだ、この器に2杯食べてしまった。

白和え。
うまいもんである。








断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 |

2009 12月 | 2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 |

2010 7月 | 2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2010 12月 |2011 1月 |

2011 2月 | 2011 3月




BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2011