断腸亭料理日記2011

モルディブ行き その1

さて。

一週間のお休みをいただいたが、
この間、昨年の夏休み
同様、内儀(かみ)さんと、ダイビングをしに、
モルディブへいってきた。

なぜ今なのか。

この夏は例の節電で、シフト夏休みとなり
内儀さんと休みが合わず、どこにも行けなくなった。
また、今年は、入社25周年で連続1週間の休みを
取ってよいということがあった。
これはいつでもよいのだが、この時期ならば、
多少安い、また、内儀さんが休みを取りやすかった、
といったような理由でここになった。

さてさて。

そんなことなのだが、本編に入る前に、
1年半続けてきた、NHK文化センターの
『池波正太郎と下町歩き』のこと。

この下期も継続する予定であったのだが、中止となった。
理由は定員にわずかに満たなかったから。
せっかく、お申込みいただいた皆様には
たいへん申し訳なく、お詫び申し上げなければならない。

また、1年半続け、様々、私自身も勉強を
させていただき、この機会を与えていただいた
NHK文化センターの方々に感謝申し上げる。

そして、なによりご参加いただいき、お付き合いいただいた
皆様に深く感謝申し上げる。
なんらか皆様にお伝えできるものがあったと
思いたい。

さて、この後、どうするのか。

別段、これに代わることを考えているわけでは
ないが、この講座があり、私なりに調べたい、
勉強したいこともあり、少し落ち着いて
取り組みたいと考えている。

ともあれ。

モルディブのことであった。

エアラインは成田から、スリランカ航空。
往路はモルディブのマレ直行便。
復路は直行便が取れず、スリランカのコロンボ経由。

ホテルリゾートは、昨年はフォーシーズンであったが、
今年はワン・アンド・オンリー

内儀さんの見立て。

成田からマレまでは10時間ほど。
時差は、3時間(現地リゾート時間)。

日本からは、近くもないが、遠くもない。
そんな距離感であろうか。

日本人がよく行くの季節は、夏。
ヨーロッパからのハイシーズンは12月からの
冬の時期。

この10月はどちらでもなく、比較的、すいている時期。
季節的には、夏が雨期で、冬が乾期。
10月は雨期の終わり頃といったあたりか。

気温は熱帯性気候であり、雨期でも乾期でも
最高気温は30℃ほどで、海水温も29〜29℃ほどはあり、
むろん、一年中泳げる。

さて。

今回のワン・アンド・オンリー、
拠点はそう多くはないが、世界的に有名なリゾートで
昨年のフォーシーズンよりも、価格も格も、一つ上、
というところのよう。
まあ、我々にすれば、年に一度の贅沢である。

深夜0時頃マレの空港着。
豪華なスピードボートで75分。
快適に眠って、到着。

のっけから、大名ツアー、で、ある。
ポンポン船のようなドーニというモルディブのボートで
行くのとは大きな差。

着くとチェックイン。

日本人の若い女性の顧客対応担当の方がおり、
対応してくれる。

モルディブのリゾートはすべてが、1島1リゾート。
自然のサンゴ礁の島であり、どこもさほど大きくはなく、
歩いても簡単に1周できてしまうほど。

しかし、このワン・アンド・オンリーのある島は
別で2004年の津波の後、既存の島の隣接リーフを埋め立て、
普通のリゾート島などの2倍程度の大きな島になっている。
島内の移動はヴィラに備えられた自転車か
運転手付きのバギー。
各部屋はヴィラという独立の離れ形式。
(これはどこのリゾートもだいたい同様。)

バギーで送ってもらい、ヴィラへ。
ヴィラのグレードは水上コテージ、プライベートプール付き、
などなどいろいろあるが、我々はノーマルなビーチヴィラ

部屋の内装は、だいたいフォーシーズンと同様。
落ち着いたオリエンタルゴージャス。

ここも部屋毎にヴィラホストという専属の担当がいる。
様々な小用から、レストランやアクティビティーの予約なども
彼がしてくれるシステムになっている。

これは、このリゾートの特徴、で、あろう。
先の日本人の顧客対応(カスタマーサービス)担当の方も
含め、全般的に、かゆいところに手が届くサービス、
というのであろうか、いわゆる“行き届いた”サービスを
目指していることが強く感じられた。

こんなことがあった。
今回、持って行ったデジカメにSDカードを入れていくのを
忘れてしまい、リゾート内で売っていないか、
レセプション付近で内儀さんと相談をしていた。
すると、通りかかった(別の日本人でない)顧客係の方が、
なにか困ったことがあるのか?、と、話しかけてくれた。
結果として、ここには売ってなかったのだが、困っていそうな客に
さりがなく話しかける、というのは“行き届いた”ことである、
と、感じさせるものである。

ホテルのサービスにも色々な方向がある。
押しつけがましくなく、かといって、ひたすら低姿勢
(ともすると慇懃無礼)でもなく、さりげなく気が付く
というのは、なかなか気持ちのよいもの、では、ある。


つづく。




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