断腸亭料理日記2012

炒飯

9月27日(木)夜

例によって、オフィスから牛込神楽坂駅への
帰り道、納戸町から細工町の路地を抜けながら、
なにを食べようか、考える。

なにか、無性に炒飯が食べたくなった。

冷飯も冷蔵庫にあるし、作ろうか。

炒飯といっても、特別なものではなく、
いわゆるフツーの炒飯。

時として、無性に食べたくなることがある。

玉子だけ、でもよいのだが、
普通の炒飯というのは、叉焼が入る。

叉焼というのは、一から作ると、
たれに漬け込むなど、一晩以上かかる。

昔は肉やで自家製の叉焼は売っていたが、
叉焼はおろか、今は肉やそのものがほとんど
都心にはない。

スーパーの肉売り場にもハムのようなものは
あるが、本物の叉焼は売っていない。

新御徒町駅で降りて、ハナマサに寄ってみる。

あ!。

レタス。

このところ野菜が安いが、レタスが70円。

レタス炒飯にしよう。

さて。

肉だ。

ハム、でもよいのだが、、。

やっぱり、豚肉の方がよいだろう。
安いこま切れ。
細かく切って、炒めて入れようか。

帰宅。

作る。

豚肉は下味を付けよう。

こま切れをさらに細かく切り、
しょうゆ、紹興酒、日本酒も。

よくもみ込む。

ねぎをみじん切り。

レタスは洗ってちぎっておく。

玉子を1個割りほぐす。

この前の鶏ガラスープも残っているので
これも出そう。

スープは先に作る。
鶏がらスープを加熱し、しょうゆを入れるだけ。
一度煮立てて置いておく。

冷飯を冷蔵庫から出す。
最近会得した、炒飯の必殺技。
ご飯は温める。

レンジ加熱。

中華鍋を用意。

いつも通り強火で加熱。

油を入れてまわし、一度捨て、炒め用の油を
まわす。

あ!。

ストップ。

肉を先に入れるか、ご飯を先に入れるか。
いや、肉は下味を付けた上に、水も出るので、別に
炒めた方がよいであろう。

中華鍋の火は急遽止めて、別のフライパンで
豚肉を炒めておく。

脂身も多いので、脂が出るまで炒める。

さて、再度、中華鍋に点火、加熱。

ご飯の方は、レンジで温めてあるが、
もう15秒ほど。
できるだけ、温度は高い方がよいだろう。

中華鍋から煙が出てきた、OK、ご飯投入。

むろん、MAXの強火。

お玉の背で押さえつけるようにしながら
ほぐす。

中華鍋を振る。

ほぐす。

ん!。

あ、ご飯が鍋肌にくっつく。
ちょっと油が少ないか。
油をちょい足し。

OK。

ほぐす、振る、ほぐす、振る、ほぐす、振る、振る。

段々にほぐれてくる。

米粒が舞う、まではいかないが、、、
だいぶほぐれた。

よし。玉子、投入。

ご飯全体に玉子を混ぜ込む。

ここからは、必死に振るしかない。

またまた、くっつくが、やはり慌てない。
いや、多少くっついても、よい、と、最近は
思うようになった。

お玉で、くっついた玉子をはがしながら、
つづけて、鍋を振る。

段々に熱が玉子に入り、ほぐれてくる。

さらに、振る、振る。

、、、まあまあ、で、あろう。

先に炒めた豚肉も合わせる。

ここで味付け。

塩、胡椒。

先に味付けをしたのは、レタスの炒めすぎを
防ぐため。

軽く、炒める。

多少しんなりしてきたら、、。

OK。

わ!。

ねぎを忘れてた。
レタスと同時に入れるべきであった。

せっかく、いい加減でレタスを仕上げたのに、、。

しょうがない。
再度、ねぎを入れ、炒める。

やはり、ねぎも多少は熱が入らないといけなかろう。

数回、鍋を振って、完成。

やはり、レタスはちょっとしんなりを
越してしまった。

皿に盛る。

スープも温めて、お椀に入れ、ねぎを散らす。

ちょっと、段取りがわるかったが、
なんとか終了。


ビールを開けて、食べる。

まあ、レタスはしょうがない。
水が出るほどまではいっていないので
よしとしよう。

ご飯のパラパラ感は、まあまあ。

アップにしてみよう。


どうであろうか。

それなりに、パラっとしているのが、
おわかりになろうか。

今日の炒飯、80点くらい、か。
自分としては、上々、である。




 

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