断腸亭料理日記2013

かつ丼

2月17日(日)第1食

風邪を引いてしまった。

木曜日、金曜日と栃木県の工場で、金曜はみぞれ交じりの中、
ほぼ外気温と同じところで、4〜5時間いなければならなかった。

アレルギー鼻炎もこの数週間ひどく、
これに風邪が加わり、37度ちょうど程度なのだが、
グロッキー。(グロッキーなんて死語だなぁ。)

それはそれとして、先週から丼が続くが、
今日は、かつ丼が食いたくなった。

昼前、内儀(かみ)さんに豚ロースを買ってきてもらう。

近所のハナマサ。

前回作ったのが、9月

この時は、肉が大きなもので、丼にうまくのらず、
味は別だが、見てくれとしては、イマイチな結果になってしまった。

内儀(かみ)さんがハナマサからTELをしてきて、
やはり厚く、大きなものしかない、という。

しょうがない。
叩いて、薄くしようか。

まずは、揚げ油の用意。

あ!。

カツなので、無意識にラードを出してしまった。
とんかつの場合、特にカツカレーなんぞに入れる場合は、
ラードで揚げるのは必須だが、後で甘辛く煮込むかつ丼では
必ずしも、ラードである必要はない。
が、まあ、よいであろう。

缶に入れて、冷蔵庫に保管してあるが、出して、
湯煎で、溶かす。

揚げ鍋に移して、予熱をしておく。

豚肉を叩く。

まずは、筋を切る。
筋、というよりは、脂身の部分。
これは揚げた時の、そり返し防止。

脂身の部分に両面から、切込みを入れる。

ここから、叩く。
包丁の背で、両面ペシペシと叩く。


1.5倍ぐらいにはなった。

ん?待てよ!。

薄くなるだけで、面積は増えている。

丼に入りきらないから、やっていたのだが、
これでは、逆に大きくしているではないか。

まったく、熱のせいか、まぬけである。

まあよかろう。
どうにかなるか。
(どうにもならない、かも。)

もう一枚は筋切りだけ。

両方とも片面のみ塩胡椒。

衣付けの準備。

天ぷら同様の生玉子を割りほぐし、冷水と氷。

大き目のプラスチック容器にパン粉。

肉の両面に小麦粉。
粉は今日も、天ぷら粉。

玉子冷水に粉を溶く。
(あまり意識しないで作ったのだが、少しゆるめ。)

竹串を、粉をまぶした肉に刺して持ち上げて、
衣の容器に入れ、ひっくり返し、両面。

手がよごれないので竹串は便利。

次にパン粉の容器に入れ、スプーンで天面にパン粉をのせ、
側面にもよくまぶし、最後に上から押す。

OK。
もう一枚。

予熱をしておいたラードに再度点火。

温度が上がるのを待つ。

150℃くらいであろうか、比較的低温。

15秒待ち、ひっくり返す。
火加減はあまり温度が上がりすぎない中火から弱火。

狐色に近付いてきたら、火を強くし油温を上げ、揚げ上がり。


一枚目、終了。

もう一枚。
OK。

包丁でサクサクと切る。

ん!、ちょっと割れてしまった。

玉ねぎスライスを用意。

丼鍋に、酒で伸ばした桃屋のつゆ。

玉ねぎを入れて、点火。

煮立ったところで念のため味見。

OK。

軽く火が通るまで、ふたをする。

カツも投入。


大きいのでちょっと窮屈。

生玉子二個を軽く割りほぐし、投入。


あふれんばかり。
強引にふた。

肉が大きいせいで、熱がまわりずらいのであろう、
なかなか玉子が固まらない。
固まらないが、吹きこぼれそう、という矛盾した状況。


こんなもんでよいか。

丼にご飯。(これは内儀(かみ)さんに頼む。)

丼鍋から丼にのせるのがまた、鬼門。
一気に、勢いで、、、、!。

だめだ、崩れた。

柴漬けも出して、


食べる。

味は、問題なく、うまい。

が、かつ丼の場合は、きれいに盛り付けられなくとも、
味にはなんら問題はない、のではあるが、、。

ま、結局、どうにもならなかった、ということでは、あった。








   


断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 |

2009 12月 | 2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 |

2010 7月 | 2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2010 12月 |2011 1月 |

2011 2月 | 2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月

2011 9月 | 2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 |

2012 4月 | 2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 |

2012 11月 | 2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 |


BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2013