断腸亭料理日記2014

ラムのカレー

1月18日(土)

さて。

土曜日。

今日は、カレーを作ろう。

「あまちゃん」の後のNHKの朝の連ドラ「ごちそうさん」。
視ている方もおられるかもしれない。

今週、亭主の浮気(相手は加藤あい)が主たる話題で
主人公(杏)の作るカレーがうまいので、亭主は帰ってきた、
というストーリー。

これを視ていて普通のカレーが食べたくなった、のであった。

大正時代の大阪というのが今のドラマの舞台だが、この頃カレーが
一般家庭で食べられていたのであろうか。
主人公の実家は洋食屋だから、作れてもおかしくないが、
加藤あいも作っていたのは、、、、。

などと考えて、ちょっと調べてみた。

カレー粉ではなく、即席カレーはハウス食品のホームページによれば、
大正3年に『東京・日本橋の岡本商店が「肉や野菜を煮てこれをお湯で溶いて
煮る」、まさに元祖カレールウともいえる「ロンドン即席カレー」を発売』
したのが最初という。

大阪ではハウス食品の前身の会社が「ホームカレー粉」
なるものを発売したのが大正15年。

こんなことなので田舎でなければ家庭にもカレーが、
あっても不思議ではない、のかもしれない。
家庭のカレーの歴史が意外に古いので驚きではある。

ともあれ。

今日のカレーは、そういうことで、ルーの即席カレー。

うちは、ハウスのジャワカレー辛口。

肉はなにがあるのか。
冷凍庫を探してみる。

鶏のもも肉。

お!。

ラム肉がある。

これ、随分長いこと冷凍庫にあったような気がする。

食べてしまおう。
カレーであればラムも安心して食べられるだろう。

ご飯もないので、炊かねば。

先に米を研(と)いで浸水をしておく。

1時間。

私が即席のルーのカレーを作る場合、入れるものは
肉と玉ねぎだけ。

にんじんは子供のころから嫌いだし、じゃがいもは
すぐに煮崩れてしまう。

玉ねぎは、旨みが出るので欠かせなかろう。
と、いうことで、肉と玉ねぎだけ。

ラム肉を解凍し一口に切る。

玉ねぎは大き目に切る。

テフロンのフライパンに油を敷いてラム肉から焼く。

塩胡椒で下味。

強火でこんがり焦げ目が付くくらい。


仕上げに、赤ワインを入れて、アルコールを飛ばす。

OK。

一度肉を皿に取って、今度は玉ねぎ。

これもしんなりするまで。


OK。

鍋に肉と玉ねぎを移す。

それから今、肉と玉ねぎを炒めたフライパンに
水を入れ点火する。

フライパンの表面に玉ねぎと肉の旨みが残っているので
これを再利用するため。それから、同時に後でフライパンを
洗うのも楽になる、というわけである。

肉と玉ねぎに対して、ヒタヒタよりも
気持ち多いくらいの水を足す。

ローリエを数枚入れ、煮込む。

10分ほどたったところで、鍋でご飯を炊き始める。
鍋で炊く場合炊いている時間が15分ちょい。
蒸らしが10分弱、で、延べ30分程度。

煮込み始めて20〜30分。

ジャワカレーのルーを入れる。

これも適当。
溶かしながら、味を見ながら、、結局、ひと箱の半分ほど。

辛みが足らないのでレッドペッパー。
香りが豊かになるので、S&Bの赤缶も足す。

OK。

ご飯の蒸らしも終了。

大皿にご飯を盛り付け、カレーもかける。

カレーにはラッキョ。


ラム肉というのは、独特の香りがあって苦手な人もいるかもしれぬ。

だがまあ、カレーにすれば、その香りも抑えられる。

それからこの肉はラムのどの部位だかわからないのだが、
けっこう脂がある。

ラムの脂は、牛豚とも違って独特である。
これも好き嫌いが分かれるのかもしれぬが、
私は好きである。

うちの内儀(かみ)さんは北海道人で、羊が大好物。
このカレーに大喜び、で、あった。








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