断腸亭料理日記2016

新御徒町・焼肉・もとやま

4月24日(日)夜

さて。

日曜日。

焼肉を食べに行くことにした。

昨年見つけた近所の焼肉店[もとやま]。

場所は佐竹商店街の南端から少し西へ入ったところ。

しかし、浅草・上野界隈というのは焼肉店の多いところ、
で、ある。

浅草だったら[本とさや]、御徒町キムチ横丁の[京城苑]、
あたりが今までの行き付けであったが、この[もとやま]を知ってから
一躍ここが贔屓になってしまった。

希少部位なんというのをいつも安く提供していることも
さることながら、少しずついろいろな種類を出してくれる
いわゆる宴会コースを二人から頼めるということ。

普通の焼肉店であれば、大皿のものしかなく、
二人でなん皿も頼めぬ。
これはありがたい。

4時すぎ、TELを入れてみると少し遅い時刻は
予約で一杯とのことで、開店の5時を目がけて
大急ぎで出ることにする。

佐竹商店街というのは春日通りと清洲橋通りの交差点の
すぐ西から南へ向かって始まり、真っ直ぐ南下。
徐々に清洲橋通りに近付き、鳥越と小島町の間の信号で
合流する。その昔、羽後久保田藩佐竹家の上屋敷であったことろ。

商店街として組織されたのが明治31年ということで
これは日本でも有数の古さであるようだが、
今はシャッター商店街といってもよいくらいでさびしい。

このさびれ具合は、どちらかといえばお店側の要因ではなかろうか。
この界隈、マンションも多く住まっている人々も少なくなかろう。
つまり、お客さんはいる。
高齢化などで継ぐ人もおらず、閉めたまま、あるいは開店休業。
そんなことなのか。

すぐ近くの旧小島小学校などは台東区がデザイナーズビレッジなどといって
ファッション、デザインの若い起業家に場所を提供しており、
界隈では、ポツポツと関連のお店がオープンしているのも見かける。

古くからある商店街でなかなかむずかしいこともある
のかもしれぬが、こんな便利な場所である、開きたいニーズも
たくさんあろう。なんとか活性化してほしいものである。

ともあれ。

焼肉[もとやま]。

5000円の宴会コースを頼む。

ビールをもらって、


 

サラダ、ナムル、キムチ。

ここの味付けはオーソドックスなのであろうが、
ナムルもキムチも、甘めである。

和牛にぎり。

 

これが厳選三点盛。


ミスジ、三角、とうがらし。

別段、私、フリークではないので、どこがどう、というのを
知りたい気もあまりしないが、

確か、これがミスジ。

とうがらし、だったか。

だが、飛びっきりうまいことは、わかる。

これらを目当てに食べにくる人も多いのか。

今度は、タンに豚二点盛。

 

タンはむろん牛。

豚は豚トロとバラ。

ねぎを巻いて食べる。

これもうまいわ。

牛ロース、カルビ、ハラミ。


ロースもカルビもうまいのだが、ハラミが抜群。

野菜焼き。


ホルモン。

 

ハツ、シマチョウ、マルチョウ。

うまいものであるが、やっぱりたくさんはいらない。

これでコースは終了。

最後にご飯ものも頼む。


テグタンクッパ。

見た目ほど、辛くはない。

やっぱり、大満足、で、ある。

ご馳走様でした。

先に書いたキムチ横丁の[京城苑]などは、とにかく味付けが
特筆される。妙にクセになる。

これに対してここはタレなどの味付けは
それほど個性的ではないかもしれぬ。
希少部位と、コースを二人から頼めるというのが
私にはポイント、で、ある。

もとやま



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