断腸亭料理日記2016

断腸亭の夏休み・モルディブ2016 その3


引き続き、モルディブ。
初日の朝飯。
食べ終わって、フロントに寄る。

昨夜、夜遅く着いたので朝、リゾート内を
案内してくれるというのであった。

バギーでいくつかあるリゾート内のレストランなどを
紹介してくれる。
その内、ビーチにあるグリルが売りのところと
フレンチレストランに明日と明後日、
予約を入れてくれた、とのこと。

最後に、ダイビングセンターへ。

ここで降ろしてもらう。
ダイビングの予約のため、で、ある。

ライセンスを持っていても、
最後に潜ってから1年以上経っていると
テストというのか、チェックアウトダイブ、
というのを要求されることが多い。

ここもそう。
それが夕方4時からとのことで、予約し
ヴィラに戻る。

ダイビングをするので酒はだめ。
夕方までごろごろしながら、読書。
昼飯は、朝、食べすぎたので、部屋に置かれていた
フルーツ類とクッキーなどですます。
時々、昼寝。

夕方4時、機材を持ってダイビングセンターへ。

機材といっても、重いのでフル装備は
持っていない。

持ってきたのは、ウエット、マスク、シュノーケル、フィン、
ブーツ、グローブ、、あたり。

BC、レギュ、最近はダイブコンピューターも必須だが
これらもレンタル。

潜る場所は、センターそばのビーチから。
エントリーして、マスククリアなど、
いくつかの基本動作を確認して、
その後は、そのままハウスリーフをファンダイブ。

ダイビングというのは機材に頼って10m以上の
海に潜る。
やはり危険なスポーツなのである。
機材を自分の身体の一部のように動かせることが
理想なのであろう。
やはりこの思い出す作業、チェックアウトダイビングは
必要なことである。

15分から20分くらいであろうか、チェックを終えて
ビーチからすぐそばのリーフへ。

ビーチのすぐそばでも、こんな感じ。
水深は5mから

さらに7〜8mである。

やはり魚の量の多さには驚かされる。

これは40cmほどはある、シャコガイ。


そして、これ。


うになのか、とも見える。
直径が、30cmほどもある大きなもの。

見た目はなんとなく、きれいなのである。
この後も、なん回か見かけている。

ガイドはなにもいっていなかったので、
この時にはわかっていないで、結局帰国して
調べてみてわかった。

これが、オニヒトデ、であると思われる。
トゲに毒があるようで、要注意。

オニヒトデというのは、聞いたことがある方も
おられるかもしれぬが、サンゴを喰う天敵。

日本にいるのは赤いものだが、モルディブのものは
このようなブルーのもののよう。

実は、それこそ30年前のモルディブの海を見たことがある
身とすれば、現在の上の写真のような海は、これまた
別の意味で隔世の感がある。

沖縄、八重山などの海もサンゴの群生地としては
世界有数であるが、見た目はちょっと違った様相であったが
モルディブの海も量、密度、種類において、世界有数といって
よろしかろう。

モルディブに定期的に行っているわけではないので
年代をきちんといえないが、この30年の間に一度、大きく
サンゴが減った時期があり、ここ10年〜15年くらいであろうか、
それでも復活してきた。(5年前にきた時には、少なくとも
そんな状況であった。)

サンゴの減少はこのサンゴを喰うオニヒトデの大量発生が原因。
では、オニヒトデの大量発生の原因はなにか、というのは
二説あって、定期的に生態系のメカニズムとして起こるというのと
海水の富栄養化によって、オニヒトデの幼生の餌になる
植物性プランクトンの増殖による、というもの。

現状、後者が有力という。

オーストラリアのグレートバリアリーフ、日本の八重山諸島
などでは駆除活動が進められている、様子。

私のような極たまにしかモルディブに潜りにこない
お気楽ファンダイバーとしてはあまり無責任なことも、
断定的なこともいえない、のではあるが。

サンゴの減少とモルディブの近代化というのか
開発の進行とに因果関係があるのだとすると、
行き場がないのであるが、、、
いずれにしても心が痛い。

ともあれ。
終わって、夕飯。

今夜は最初なので、朝食と同じメインダイニングのバッフェ。

今朝も食べたが、カレーシリーズ。


朝もあったが、魚のモルディブカレーと、ターメリックで
色が付いた、ビリヤニと揚げせんべい。
モルディブカレーは、タイカレーほどではないが、
ココナッツがちょっと利いていて、気持ちこってり。

上が牛肉のステーキとポテト。
右が、魚のソースがけ。
ちょっとツブツブしているのは、トビコのよう。
下が鶏肉のベシャメルソース、日本のクリームグラタン。

上のガラス瓶に入っているは、にんにくの利いた
トマトスープ冷製、ガスパチョ。

これはカレーではなく、インドのサンバル(スープ)。
黒っぽい棒のようなものは、インゲン。
酸味のあるちょっと辛めのスープだが、こんなふうに
カレーのようにご飯と食べても、うまい。

つづく






断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 |


BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2016