断腸亭料理日記2016

富山の回転寿司

7月20日(水)昼

富山出張。

新幹線で富山まで行って、
富山駅でレンタカーを借り、南砺市方面へ向かう。
途中で昼飯、というわけである。

富山で昼飯となると、回転寿司。

富山で鮨を喰うとなると、地元の人に聞いても
回転寿司、という。

むろん、板さんの技術をうんぬんするものではないが、
安くて新鮮。

実際のところ、富山県にも回転寿司チェーンも
いくつかあって、チェーンによって、あるいは
同じチェーンでも店によって凸凹(でこぼこ)は
あるようである。

私もなん軒か行ってみている。
ここにも書いているが、金沢駅の駅ビルに入っているところは
やはり富山のチェーンなのだが、ここはG00D。

今回は、通り道で探して、砺波あたり。
[きときと寿司]。

12時少し前に、連れとともに3人で入る。

地元の人たちであろう、なかなかにぎわっている。
ただ、コンベアには流れていない。

やはり頼んだ方がよいようである。
セットものもあるが、数百円の安い種のもので
私はバラで頼むことにする。

おすすめとしてあるものから、3種。
鮎炙り焼き、いわし、赤いか。

鮎。


珍しい。
天然であろうか、、、、鮎は富山でも獲れる。
神通川は有名。

添えてあるのはスダチか。

にぎりでもうまい。

富山のにぎり鮨の酢飯は、東京などと比べると、
多少甘め。

いわし。

 

大ぶりに切ってある。いわしらしいうまさ。

赤いか。

ソデイカというのが一般的な名前で
富山ではかなり大型のものが獲れるという。

そうとうに柔らかい。

あら汁も頼んでみた。

 

味噌汁の味噌はちょっと甘めで濃い。
あらは鰤(ぶり)であろうか。
濃い味と相まって、これがうまい。

鯵。

 

これは秀逸。

大形のよう。プリプリの食感と鯵らしいうまみ。

かなりよいものである。
東京の一流鮨やで出てきてしかるべきものであろう。

珍しいものがあった、うまずら。

カワハギの仲間のウマズラハギ。
カワハギは金沢でいつも肝じょうゆで刺身を食べる。

にぎりにも肝をのせたりするが、それはなし。

淡泊な白身だが、プリっと弾力のある食感がよい。

もう一つ、光物。

鯖。

鯖は鮮度の違いであろうか、
価格違いで二種類。
ちゃんと〆たものと、浅く〆たものという。

浅い方をもらった。

 

これもなかなかなもの。

そうとうによいものなのではなかろうか。
脂が乗っており、生ぐささは皆無。

さすがである。

連れが食べていて、うまいというので、まぐろ赤身。

みずみずしい。
間違いなく、生、で、あろう。

まずかろうはずがない。

一皿、288円也。
生の天然、で、あれば、東京で食べれば、一つで、
3倍、4倍以上?の値段を覚悟しなければならなかろう。

まぐろは、富山湾でも揚がる。

これが富山の回転寿司にくる、価値、で、ある。

うまかった。

にぎり〆て、14個。

いい加減これだけ食べれば、腹一杯。

たまに、ハズレはあるが、今日は大当り。

ご馳走様でした。


(3人分で合計6,000円弱。この品質でこれは格安である。)

 

氷見きときと寿司


  

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