断腸亭料理日記2016

仲御徒町・やきとん ま〜ちゃん

3月27日(日)夕

日曜日。

天気もよい。

多少温かくなった。

ここのところ寒のもどりで寒かったが、
これで多少、桜も開いたか。

ぶらぶら歩いて[ま〜ちゃん]へ行こう。

[ま〜ちゃん]は仲御徒町というのか、
こちら、元浅草から行くと竹町公園の先の焼きとんや。
歩いて10分ほど。

竹町公園というのは佐竹商店街の西隣にある公園なのだが
桜が植わっている。
ちなみに竹町はこのあたりの旧町名で
佐竹商店街と合わせてこのあたり、
江戸の頃の秋田佐竹藩上屋敷のあったところ。

[ま〜ちゃん]ができたのは数年前だが
都内でもそこそこ有名な焼きとんやといって
よいのであろう。

最近、日祝日も営業するようになり、ウイークデーは
いつも一杯で入れないところ、近所の住人としては、
ありがたい。

16時からというので、一応出る前に確認のTELを入れて
内儀(かみ)さんと出掛ける。

やはり少し寒いので、セーターにステンカラーのコート。
竹町公園まできてみるが、桜はまだちらほらのまま。

真っ直ぐ御徒町方向に歩いて右側。

お。まだ暖簾が出ていない。
店の前でしばらく待っていると、開いた。
一番乗り、で、ある。

カウンター手前の壁際に掛ける。

酎ハイ、半レモン付き。内儀さんは生ビール。


焼き物とつまみ取り混ぜて、バラバラっと頼む。
塩かタレかの味付けはおまかせで。

塩らっきょと白菜漬け。

 

塩らっきょというのはうまいものだが、
やっぱり焼きとんやには欠かせない。

レバーから。


塩。中は半生で実に絶妙な焼き加減。

タン。

 

これも塩。

豚のぼんじり。


これはたれ。
豚のぼんじりというので、尻尾付近らしい。

やっぱり脂があって、ちょっとコリっとした食感。

バラ。

 

これは味噌。

ここは、塩、たれ、味噌など、いろんな味付けを持っている。
むろん、指定してもよいのだが、味をよくわかっている店のおすすめに
従うのがよいだろう。

味噌だれというのは、以前に博多の居酒屋で食べた記憶があるが、
九州の方であろうか。焼きとんを味噌で食べることが多いのは。

豚ロースの味噌漬けなんというものは昔からあるが、
脂の多い豚肉は甘めの味噌との相性は抜群である。

東京で焼きとんというのは、焼鳥から引き続いて
たれに決まっていた。

考えてみれば、焼きとんも一皿の料理と考えれば、
たれ、塩などと決めずに、ものによって、時によって、
自由に選んでよいのである。

ここの焼き物をみているとそんなことを
思い知らされる。

肉巻トマト、チーズのせ。


チーズのせはオプション。
これなどはこの店の看板といってもよいのではなかろうか。
トマトの焼き具合など、実にうまい。

ここまでで初回オーダー分。

二回目。
白。

 

茹でたものを焼くわけで、ゴムのように堅いところが
多いのだが、これは柔らか。

はらみ。


ポテサラ。


これも焼きとんやでは、欠かせない。
柔らかく丁寧に作っている。

焼きメンチ。


これもお勧め通りで、味噌。

焼きとんを焼く炭で焼いていたようであったが、
どうしているのか、パン粉の衣はちゃんと付いている。

酎ハイは2杯。

濃いめなので、十分に酔っ払った。

うまかった。ご馳走様でした。
お勘定をしてもらって、出る。

まだ6時前で明るい。

ブラブラ帰ろうか。

 

台東区台東4丁目6−1
TEL 03-3835-1758

 

 

 

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