断腸亭料理日記2017

ポテトコロッケ

4月15日(土)夜

さて、土曜日。

じゃがいものコロッケ、で、ある。

最近、毎週土曜日は近所の歯医者へ通っている。

昼前に歯医者を終えて、スーパー・ライフへまわる。

朝、なにかのTVで、じゃがいものコロッケを視たのだと
思うのだが、作ってみようと思い立った。

昨今、昨年の北海道の水害の影響でポテチの
販売中止が報道されている。

売場にきてみると、新じゃがが出ている。
やはり北海道産は品薄なのか。

まあ、問題はなかろう。

それからキャベツ。
これも春キャベツが出ている。
半切りのものを。
玉ねぎはある。

豚挽肉、パン粉、ラードも予備に3本ほど購入。
揚げ油はラード。
これは必須であろう。

作り始めたのは、夜も遅めの時刻。

キャベツを千切りにし、水に漬けておく。

玉ねぎみじん切りは、内儀(かみ)さんに外注。

新じゃが。

大きなものである。

洗って、蒸す。

これは圧力鍋でもある。今日は、圧力をかけてみようか。

圧が上がって弱火で5分キープ。
あとは消火し、放置。

15分後。

串を刺すと小さ目のものはもう蒸し上がっているが
大きなものは、もう少し。
(切って蒸せばよかったか。)

追加で加熱。

その間に、挽肉と玉ねぎを炒める。

ラード。
ラードは、瓶に入れて冷蔵庫にストックしてあるが、
これを湯煎で溶かす。

玉ねぎと挽肉の炒め上がり。

塩胡椒をしておく。

大きなものも、蒸し上がり。

皮をむきながら、つぶす。

じゃがいもが大きかったので、かなりの量である。

挽肉と玉ねぎは、ボールには入らないか。

フライパンで合わせる。

溶けたラードは揚げ鍋に移し、予熱をしておく。

生地を小判型に成形し、小麦粉をまぶす。
(小麦粉は天ぷら粉)

衣の用意。

全卵を二個割りほぐしたもの。
ここにまぶした小麦粉の残りも入れておく。
パン粉も用意。

手で取って、玉子をくぐらせ、パン粉。

とんかつであれば、竹串に刺して、玉子をくぐらせるのだが、
ポテトコロッケでは柔らかいので串は使えぬ。
簡単に崩れてしまう。

やはり素手になってしまうのである。

その都度洗って手をふいての繰り返し。

5個、終了。

揚げる前に、キャベツの水を切っておく。

揚げ油に点火。
高温まで上げる。

けっこう大きめなので、一個ずつ。

基本、高温で両面きつね色になればOK。

揚がった。

盛り付け。

ソースをかけ、ビールを抜いて、食べる。

内儀さんが、挽肉が少ないなどと文句を言う。

まあ、挽肉と玉ねぎは、入っていればよい
くらいのもので、入りすぎてもいけなかろう。
今日はこのくらいが適量としておこう。

しかし、なかなかよくできたのではなかろうか。

新じゃがのみずみずしさも感じられる。
そしてなによりラードで揚げると、香りもよいが、
確実に食べ応えが違う。

じゃがいものコロッケというのは、かなり手間がかかる。
肉やで買えば数十円。
そのバリュー(価値)にまったく合わない手間。
とんかつを揚げる方がいもの下ごしらえがない分簡単なくらい。

また、衣付けも崩れるリスクとの戦いもある。

うまいもの、であるが、今となっては
不思議な食い物になっているといえるかもしれぬ。

 



 

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