断腸亭料理日記2017

チリコンカン&

ケイジャンチキン その1

2月25(土)PM〜

結局、微熱ながら、風邪。

どうも私の場合、熱が上がらないので、長引いてしまって
いけない。
今回もそんな感じか。

ともあれ。

あまり食欲もないが、以前に買っておいてあった、
チリコンカンのミックスを作ってみることにする。

チリコンカンというのは、ご存知であろうか。

テキサスやらルイジアナやらアメリカ南部の料理といってよいのか。

チリソースに豆やら入った煮物のようなもの。

これそのものをチリソース、あるいはチリといったりもして
ホットドックのソースにしたりする。

こんな感じのものでよいのか。

なにか、非断定的な書き方をしているのだが、
現地、アメリカ南部などで食べていないからである。

そもそも、この周辺の食い物は、日本からみると
どうもよくわからない。

クレオール料理、ケイジャン料理、あるいは、
メキシコ料理も含まれる、のか?。

これらがいろんなルートでアレンジされながら、あるいは
そのまま、日本に入ってきており、
似ているが、微妙に違う感じのものに仕上がっている。

現地のオリジナルはどんなものなのか、ルーツはなにか、
どうして今こんな風になっているのか、
さらに、共通している味があるようなのだが、
それはなにか、といったことが、以前から気になっていた
のである。

チリコンカンのミックスはこれ。

 

マスコットという日本のスパイスメーカーの
スパイスと簡単な素材のセットで、肉と玉ねぎ、トマト缶があれば
できるようになっている。

チリコンカンというと、豆が入るというのは
定義として合っていよう。
豆は赤えんどう豆。

肉は挽肉、牛か合挽きと書いてあるが、
冷凍庫に豚バラがあったのでこれをテキトウに切って
使うことにする。

玉ねぎはざく切り。

レシピにはないがにんにくも入れてみるか。

それから、野菜室にマッシュルームがあったので
これも使ってしまおう。

にんにく、玉ねぎから炒め始め、肉、マッシュルームの
順に炒める。

ここに水、トマト(カット)缶、スパイスのミックス、
レトルトの赤えんどう豆、ブイヨンを入れて、煮込む。

まあこれでできてしまうのだが、
具が多かったので、トマト缶はレシピの倍量、1缶。
ブイヨン、レッドペッパー、味をみて塩を足す。

ピザ用のチーズが冷蔵庫に余っていたので
上にのせてみる。

フランスパンがあったので、切ってトーストする。

まあまあ、それらしいものができた。

だが、やはり、“あの香”がある。

実は、この木曜日、ジャンバラヤの持ち帰りのものをお昼に食べた。
ジャンバラヤというのは、ケイジャン、クレオール、まあそちら系の
ピラフのようなものか。
そして、それにも同様の“あの香”があった。

皆様、ピンとくるであろうか。

“あの香”。
かなり印象的、なのである。

今回のものだと、スパイスミックスが入っているので
まあ、そこが出どころである。

実は、持ち帰りのジャンバラヤには
さらにその“香”のするスパイスの小袋が
ご丁寧に別添で付いていた。
これは、香だけでなく辛みも強くはないがあって、
おそらくレッドペッパーなども入っていると思われる。

以前から気になっていた“あの香”。

妙にクセになる“あの香”。

私の経験ではアメ横のケバブ屋台のソースにもあった。
チリソースといっていたと思うが、ケバブはトルコのものなので、
オリジナルではなく、アレンジされたものである可能性は高いが。
また、皆さんも一度くらいは食べたことがあると思われるが、
ファストフードのモスバーガーの「モスバーガー」のトマトソースにも
“あの香”がしたと思われる。

ジャンバラヤに付いていた小袋がその本体とすると
そういうミックスが売られているということである。

調べていたら「ケイジャンスパイス」あるいは
「ケイジャンスパイスミックス」「シーズニング」というものが
見つかった。
複数のスパイスメーカーから出ている。

どうもこれではなかろうか。

ミックスに入っている成分もメーカーによって、色々。
オールスパイス、ナツメグ、カイエンペッパー(レッドペッパー)
パプリカ、クミン、オレガノ、タイム、セロリシード、、、。
どれが“あの香”なのかは特定できない。

それで昨日、試しに一つアマゾンで取り寄せておいた。

家にあるスパイスもある。
皆、使い慣れたインドカレー用であるが“あの香”のものは
思い付かない。

なんであろうか。

 


つづく


 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 |


BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2016