断腸亭料理日記2017

仲御徒町・やきとん ま〜ちゃん

7月30日(日)夕

日曜日。

曇りがち。

昼下がり、浅草公園方面に探索に自転車で出る。
今日はなにを食べるか。
考えながら。

隅田公園、花火の第一会場そばの土手は、昨夜の花火大会の名残、
かなりの量の紙製の殻が落ちている。
雨の祭の後。

日は出ていないが、かなり暑い。
自転車に乗っていて風を切っているのだが、
だくだくと汗をかく。

水分は取りながらだが、これはきつい。
湿度が高いのか。

すかっと、呑むか。

焼きとんでチューハイ。
仲御徒町のやきとん[ま〜ちゃん]。

4時開店だ。

3時半頃、早々に引上げてくる。

4時前、内儀(かみ)さんと徒歩で出る。

拙亭からは歩いて10分ほど。
竹町公園の先。

4時到着。

店前に待っている人、かと思えば、待ち合わせの人で、
我々は、そのまま店に入る。

入ったところの一番右奥のカウンターに掛ける。

私は、迷わず、シャリキンレモン。
内儀さんは生。


これ。
シャリキンとはかのキンミヤ焼酎をシャーベット状に
凍らせて、レモンと炭酸を合わせたもの。

さて、注文。

焼き物は、レバー、タン、シロ、アブラ。
焼き方は、おまかせ。
白菜漬けと煮込み玉子付き。
こんなところか。

白菜。

煮込み玉子付き。

ここの煮込みは、うまいのだが、入っているのは
特にコレというものは決まっていないのかもしれぬ。
(焼きとんの余り?)だが、かなり柔らかく煮込まれている。
味は味噌で濃いめ。

レバー。

塩。

これがやはり焼きとんやの身上であろう。
中は半生だが、むろん、くさみは皆無。

タン。

アブラとシロ。

右がアブラで左がシロ。
唐辛子いり、甘辛味噌。
味加減が、絶妙。
こういう専用のたれが用意されているのもここの特徴であろう。

追加で塩らっきょ。


やっぱり焼きとんには欠かせない。
全国的にどうなのかは、知らぬが東京下町ではほぼ必ず
置いている。
辛みは少なくよく漬かっており、うまい。

ポテサラ。

過不足なく、うまい。

店内。ちょうど、焼いている手元が見える。


野菜で、椎茸。

塩のみであるが、うまい。

玉ねぎ。

これも、上々。

メインイベント、肉巻トマトのチーズのせ。

ほかほかのトマトがばかうま。

こういう串は焼きとんやでは、奇を衒ったメニューと
なるのであろうが、ここではもはや、こなれた品。

シャリキン二杯でいい心持ち。

腹も一杯。

歩けるところに、こんなうまい焼きとんやがあるのは、
まったくもってありがたい。

ご馳走様でした。
勘定をして、出る。

毎度書いているが、ここの味レベルの高さはB級とはいえ、
どこへ出しても、恥ずかしくないと思われる。
名のあるフレンチ、和食や、等々と比べても。

東京でいえば、ラーメンなどが独自の進化を遂げて、
世界にも出て行っている。
焼きとんももっともっとこのレベルの店が現れ
切磋琢磨されると、おもしろかろう。
この店にくると、そんなポテンシャルがありそうに
感じるのである。




台東区台東4丁目6−1
TEL 03-3835-1758



  

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5 |

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 |

BACK | NEXT |

(C)DANCHOUTEI 2017