断腸亭料理日記2018

断腸亭の夏休み2018

モルディブ その5

引き続き、断腸亭の夏休み、モルディブ。

船酔いで、ヘロヘロになって上陸。

やっとのことで、ウェットスーツを脱いで、
プールそばのシャワーを浴びる。

しかし、ボートの乗組員のモルディビアンはもちろん、
ヨーロッパ人の相乗りになったお客二人も、ガイドも
まったくなんともない。
酔ったのは私だけ。

ヨーロッパ人客の二人は、男性のオヤジさん。
片方はフランスで片方はオーストリアから。

どちらも私と同年輩か上か。
お腹が出て、屈強、ガタイもいい。
まったく船酔いとは無縁のよう。これからターミネーター1と2と呼ぼう。

プールそばのバーで昼飯を食うことにする。
船酔いはほぼ落ちついてきた。

やっぱりビールはもらう。

グラスに注いで出されているが、ずっと、タイガーの瓶。

なにを食べるか。
内儀(かみ)さんの事前に仕入れた情報では、ハンバーガーが
うまいという。頼んでみよう。

それから、牛肉串焼き。
Teriyaki風?というのも頼んでみた。

ハンバーガー。

今、日本でいういわゆるグルメバーガーというものになるか。
目玉焼きにぶ厚いパテ、チーズ、ベーコン、レタス、トマト
なんというものがはさまっている。
なるほど、うまい。
さすがにアメリカ系、ハンバーガーは力が入っている
ということか。

牛の串焼き。

これもアンガス牛であったか。
添えられているたれは、ちょっと甘いがTeriyakiというよりは
どちらかといえばオイスターソースの味が強い。
日本風というよりは、タイやシンガポール風。
だがこれはこれで、うまい。

この日は、疲れてこのままヴィラに戻り、
内儀さんはスパへいったりしていたが、私はビールを呑みながら、読書。
そのまま疲れて寝てしまい、夕飯はなし。

翌朝。
昨日から、午前のボートダイブは天候次第で朝決める
といわれていた。一応、朝起きてレストランで飯。

念のため、私もお粥にする。

中華粥だが、これ、うまい。
しょうゆと胡麻油、搾菜であろうか漬物が添えられている。
うまいので、この後も朝は食べ続けたが、しょうゆは入れずに、
塩で胡麻油をちょっとだけ。それから、漬物がなかなかうまいので
これは全部入れて食べていた。
具も選べて、魚、鶏、豚(挽肉)。

食べていると、ダイブサービスのお姐さんがきて、
今日は波が高く中止、とのこと。

ここから見ると、そう荒れてはいないようだが、
昨日あれだけ船酔いをした私としたら、君子危うきに近寄らず。
まあ、今日はリゾートを愉しもう。

この機会に、ここの朝のバッフェを出しておこう。

シリアル類。

ナッツと、生のフルーツ類。

果汁ジュース類。

パン。
これにヨーグルト、ちょっとチーズ。

これ以外、朝食定番の玉子料理やら、先のお粥もオーダー。
オーダーできる料理は他にも中華など意外に多い。
お気づきかもしれぬが、バッフェにフルーツはあるが生野菜がない。

モルディブというのは小さなサンゴ礁の島々の集まりで、
地下水も塩水で元来は真水は雨水だけ。それこそ30年前は、
水道も時刻によっては塩水であった。電気も貴重なのであろうが、
今はリゾートの水道は真水にはなっている。(リゾートごとに
淡水化装置を使っているよう。)

ともあれ、ほぼ農業はできない。従って野菜はすべて輸入で、
特に生野菜は昔から高価。ただ、リゾートによっては常に山盛りを
出しているところもある。おそらくここは生野菜の使用量を
抑えているのであろう。やはりアメリカ系、しっかりした経営なのか。

午前中は、プールサイドで読書。
(プールサイドなどもご多聞にもれず、中国人が多い。幸い、というべきか、
彼らまだダイビングをしているのを見たことがない。)

そのまま、昨日同様プールサイドのバーで昼飯。

ココナッツのスープ。


タイ風なのか、ちょっと辛みがあって、うまい。

モルディビアン・リーフフィッシュのグリルというものを
もらってみた。

魚の種類を聞くと、スナッパー、とのこと。
南の島で魚料理というと、よく出てくる名前。
南西の日本の近海でも獲れる、フエダイのことのよう。

白身である。
ものにもよるのであろうが、これはイマイチ。
脂ののりがもう一つ。もう少し脂ののったものも過去に
食べたこともあると思うのだが。




つづく







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