断腸亭料理日記2019

秋葉原・中華・雁川

11月16日(土)第一食

さて。

チャーハン、で、ある。

有名な店であろう。
私は、知らなかった。

この夏、テレ東、TVチャンピオンのチャーハン編で
優勝をした、という。
その後も取材が多いのであろう、私は別の番組で
視て知った。

秋葉原、[雁川(がんせん)]という店。

秋葉原は、毎日ではないが、週に2〜3回はウロウロしている街。

優勝した時のメニューが、創作チャーハンということで
それが牛すじチャーハン。
別番組でもそうだが、どうもこれがフューチャーされている
よう。
だが、土日限定メニュー。

土曜日を狙って行ってみようと考えた。

11時開店で、やっぱりこれを目指す。
自転車。

寒くなったので、もうステンカラーのコート。

秋葉原といえば先日、台湾まぜそばの[麺屋はるか]へ行った。

ここは、中央通り西側に面したビルの地下。

今日の[雁川]はちょうどその一本入った裏あたり。
[じゃんがら]の斜向かい。

11時ちょいすぎ、到着。
路地に自転車を停めて、入る。
ここも地下。

階段を降りる。
このあたりの中華らしく、雑然とした店内。

お姐さんに一人というと、真ん中のテーブルを
案内される。

開店すぐであるが、既に6〜7人が席についている。

相席で掛ける。

もちろん、注文は決まっているが、
テーブルのメニューを見て、目当ての牛すじあんかけ
チャーハンを確認。黒毛和牛牛すじチャーハン、900円也。

お姐さんが水を持ってきたタイミングで、
牛すじチャーハンを頼む。

同じタイミングで、私の対面(といめん)の太った
やはり一人のお兄ちゃんは、同じ牛すじチャーハンの大盛。
お兄ちゃんの風貌は、いわゆる一つのオタクさん?。
髪はモジャモジャ。

見渡すと、半分は普段着で、半分はスーツ。
サラリーマンのちょいと早いお昼と、オタクさん達?。

私自身はオタク、ではない、とは思っているが、
オタクの定義はなんであろうか。

オタクとマニアの違い?。
私は、マニア、ではあるかもしれぬ。

マニアは専門家、とは違うのか?。
なにかヒエラルキーがあるのだろう。
マニアの上に、専門家、専門家の上に、研究者、学者が
いるのか。

ともあれ。

漫画、アニメ、ゲーム、鉄道、、、といったあたりが
オタクと呼ばれる主要な分野。
食い物、特にラーメンもそう言われる人々がいる。
(ラヲタ。オタクを、ヲタと書くことがある。)

あくまで私のイメージであるが、オタクとは、
コミュニケーションが苦手な人、だと思っている。
社会性が若干ない?。
まあ、それでもちゃんと働いているが趣味・嗜好はオタク的
な人もたくさんいるので、考え方なのか、厳密な定義はできない。

閑話休題。

さすがに人気メニュー、すぐにきた。

これが、チャンピオンメニューの牛すじチャーハン。
温泉玉子がのっている。

なるほど、これは文句なく、うまい。

こういう中華の牛あんかけだと、八角をきかせるものが
多いように思うが、これはまったくノーマル。
むしろ、薄めのしょうゆ味。

見た通り、牛すじはトロトロ。
時間が掛けられているのであろう。

これはチャーハンではなく、白飯でもよいのだろう。

まあ、そもそもあんかけチャーハン自体が、そういう
メニューではあるとは思うが。

ここにはそれ以外のチャーハンはもちろん、
日替わり的なもの、半チャンラーメン的なものや
定食メニューも充実。
安くて、大盛。
見回すと、サラリーマンなどは、そっちを頼んでいる
人も多そう。
やはり、どれもうまい、のであろう。

町中華とは違う。
もう少し中国系?というのか。
だが、アレンジ、創作のアイデアもあって、
調理の腕も、味の設計力も高い方、なのであろう。

なるほど、うまかった、うまかった。

ご馳走様でした。

勘定をして、出る。

ノーマルでも私には、腹一杯。

近くにいたら、また入ってみよう。

 

 


雁川
千代田区外神田3-10-10 白銀会館 B1F
03-3255-2388

 

 

 

 

 

 

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