断腸亭料理日記2020

かき揚げぶっかけそば

4月22日(月)第一食

さて。
路麺。
まあ、個人営業の立ち喰いそば、のこと、で、ある。

路麺、好きである。

一時は、かなり頻繁に行っていた。
それは、取りも直さず、ご近所、小島町に[アズマ]というのがあって
週一で通っていたが、数年前に閉めてしまった。

ここのところはそれでも、やはりどうしても食べたくなり、
少し遠くまで足を運んでいた。

だが、今は自粛。
むろん、やっていない可能性も高い。

私が、路麺といって、最もうまいと思い出すのは、
千束の[ねぎどん]
なかでも、ここの桜海老かきあげのおろしぶっかけそば。

よし。
これを自作。

前にもチャレンジしたことがあったが、
もう一つ、近付けなかった。

桜海老かき揚げ、なのだが、これ、細かく切った玉ねぎも
入っている。これが、なんともいうまい、のである。
自作品はこの玉ねぎの存在感がなかった。

昼を目指して、買い出し。

[ねぎどん]は生そばゆで立てなので、生そば。
それから、桜海老。
おろし用の大根半分。

が、ご存知の通り、桜海老というのは、今はあまり獲れず、
貴重品。高価なのである。

そこで桜海老よりも小さい小海老。
なにかよくわからぬが、原材料はアキエビ、と書いてある。

OK。

帰宅。
作り始める。

まずは揚げ油の準備。
胡麻油ではなく、サラダ油の普通の物。予熱をしておく。

次に大根をおろしておく。

玉ねぎみじん切り。
かき揚げ一個分、1/4くらいでよいか。

存在感がある程度、多少、大きめに。
乾燥小海老はこんなもの。

玉子一個を割りほぐし、水少々と、氷。

玉ねぎと小海老も合わせる。

玉ねぎ、小海老にはてんぷら粉を混ぜ込む。

もう最近は、ノーマルな小麦粉ではなく、天ぷら粉一本。
やはり、必ずカラッと揚がる。

前回であったか、玉子もいらない水だけでよい粉も
使ってみ
たが、

さすがにあれでは天ぷらをしている感じがしない。

この小麦粉をまぶした小海老+玉ねぎに玉子冷水を
合わせる。
なんのことはないが、動画を撮ってみた。

ゆるさ加減がわかるかと思う。

そして、揚げ油の温度を170℃まで上げて、
いよいよ、揚げる。

6分とちょっと長いが、ノーカット。
ドキュメントとして、視ていただこう。

まったくなにを血迷ったのか。
冷静な判断力を著しく欠いていたと言わざるを得ない。
だがまあ、なんとかリカバー。
食べられるかき揚げは揚がった。

ゆるさ加減は、このくらいでよかった。
これ以上堅いと、カラッと揚がるてんぷら粉でも
固まりになってしまう。
投入時、まとまらず広がってしまうと若干慌てるのだが、
このくらいでちょうどよい。まあ、かき揚げの場合、
天かすが大量に出る、ということになるが、中央はまとまっている。
これでよい、のである。

そして、生そばを一人前、ゆでる。これも動画。

今は、一度噛んで様子を見て、そこからゆであがりは
勘で決めている。そばは洗って〆るのでここからは
多少堅めになることは、頭に入れておく。
冷水で洗って、水を切って終了。

薬味のねぎも切って、盛り付け。
つゆは、もちろん毎度お馴染みの桃屋。
大根おろしを絞らずに入れるので、水は入れない。

ビールを開けて、食べる。

かき揚げは、色が二種類あると思うが、
途中であげたものと最後まで鍋にあったもの。
両方置いてみた。
火は通っているので、どちらも問題なく食べられる。

結果は、かなり、うまい。
玉ねぎの香りはよいが、もう気持ち大きくても
よかったかもしれぬ。

だが、とまらない。
おろし、つゆ、かき揚げ、、というよりも
天ぷらの衣、、というか、天かす、、の組み合わせ。
もちろん、そばがはいっていなければいけないが。
この組み合わせは、黄金であろう。

この場合、そこそこカラッと揚がっているのが条件であろう。

うまいもんである。

 

 

 

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