断腸亭料理日記2020

米なすの田楽

8月28日(金)第二食

さて、先日の新潟の丸なすの続き、でもある。

一緒に、米なすを買ってきた。

あそこでも書いたが、米なすの田楽は
たまに作っていた。

なかなかうまいものである。

米なすの田楽というのは、ふろふき大根と同様の
鶏ひき肉みそをかけたもの。

2006年のもの

これを作ろう。

鶏ひき肉も買ってきた。

ただ、先日の丸なすのところで明らかになったが
皮は食べたほうがよい、ということ。

上のように米なすは格子に切れ込みを入れて
すくって食べる。皮は食べない。

切ってから焼くか。

肉みそを作る。

八丁味噌と西京味噌を合わせる。

例の江戸甘味噌だと一種でよいのだが、
今は切らしている。

こういう使い方であれば、江戸甘味噌はよいのだが
逆に、江戸甘味噌でなければ、どうしてもだめ、
という使い方が、実はないのである。

ぬたなどは、江戸甘味噌でもよいのだが、
辛子酢味噌にする場合は、江戸甘味噌はちょいと
不似合い。西京味噌でなければならないという場面も
あるにはある。

たいていの場合は八丁味噌と西京味噌を混ぜれば
足りてしまうのである。

ともあれ。

八丁味噌と西京味噌を1:1。
酒でのばして合わせる。

混ざった。

鶏ひき肉を投入。

あれ?。

これ順番が逆だった?。

つまり、先に鶏ひき肉に火を通してから
味噌を合わせる。

どちらでもよいような気もするが、、。

火は通ったが、なんだかひき肉の粒が
なくなってしまったような。

味見。
ちょっと甘味が足らない。

西京味噌でもよいが、砂糖を追加。

これも味噌を先に合わせた副作用に
なろうか。
つまり、味噌の量が多かった、か。

ともあれ、味調整はできた。

OK。

米なすは、1.5cm程度の幅で切る。

切ったものに油を塗って、新ガス台のグリル。
ココットプレートというアタッチメントを
入れた機能で焼こう。

この機能、短時間で高温になり、かつ、
ひっくり返さなくてもよいし、軽く焦げ目も入る。
丸焼きのようなものには、好適である。

魚だと10分程度。
骨付き鶏もも肉だともう少し。

米なすだとどのくらいか。

様子を見ながら、、6〜7分。

いい感じに焼けてきた。
やはり、短時間で焼ける。

皿にのせ、肉みそものせる。
出来上がり。

米なすの田楽。

ビールを開けて、食べる。

なかなかうまくできた。

どうなのであろうか。
米なすと先日の丸なす、どちらが堅い、というのか
しっかりしているのか。

なすには柔らかいものと堅いものがある。
前回のあんかけや、今日の田楽は堅い方が
合っている。

米なすと丸なす、微妙だが、丸なすの方が
しっかりしているのではなかろうか。
まあ、大差はないとは思うが。

しかし、あんかけにしても、田楽にしても
豆腐料理というのが共通している。

豆腐もなすも淡泊。
そして、あんかけも田楽も料理としては古くからある。

だからなんだ、ということはないのだが。

 

 

 

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