断腸亭料理日記2020

柳橋二丁目・中国料理・馥香

2月8日(土)第二食

土曜日。

久しぶりの中国料理[馥香]。

フーシャンと読む。
馥郁(ふくいく)の馥で、かんばしい香り、か。

歩くと随分あると思うが、最寄りは浅草橋。

町名だと柳橋二丁目。
蔵前通り(江戸通り)沿い、隅田川側。

6時に予約して、タクシーでワンメーター。

コースで頼むことにする。
一万円を超えるものもあるが、5,500円のもの。

今はあまり使わない言葉かもしれぬが、
ヌーベルシノワといってよいのだろう。

盛り付けも美しい。

瓶ビールをもらって、前菜。

やはり、お洒落に盛り付けられている。

上から時計回りに、
叉焼、菜の花の湯葉巻き、アマゴの煮たもの、
薩摩芋、中央は鶏の叉焼と下は白と黄色で玉子。

薩摩芋は二色になっているが、安納芋と紫芋。
菜の花は春らしい。
こんな小さなアマゴはあまり見ないと思うが、うまい。

とびことエノキ茸入りフカヒレスープ。

ふかひれは、ちょいと、であるが、うまい。
どびこのプチプチ食感が、たのしい。
スープ自体は、とても滋味深い。

揚げ物。

左は、牡蠣の春巻き。

右はほたて。

付いているのは塩と梅のソース。

牡蠣を春巻きにする、というのは、アイデア。

ほたては、貝柱だけではくひもも一緒に。

次は「銀杏と海老の炒め」
なのだが、まさかの、撮り忘れ。

もしかすると、一番この店らしい料理であったかもしれぬ。

文字通り、ブラックタイガー系の海老と銀杏の炒め物。

代わりに、というのもなんであるが、以前にここで食べた
炒め物の写真を。(2016年)

まず、見た目が美しい。
これは、甘海老、空豆、パプリカ、黄にら、エリンギなど。

そして、なにがよいかというと、火の通り方。
やはり、これ、中華のシェフの技量であろう。
今日のものも同様。
絶妙である。

蒸しもの。

これ、鶏肉。

付いているのは、中華の蒸しパン。

味付けは、かなり濃いめ。
この味は、なんであろうか。

あまり辛味は強くはないが、麻婆のような、、

と、いうことは、豆鼓(とうち)か?。
甜麺醤(てんめんじゃん)、など、まあ、
いろいろ入っている、のであろう。

うまい。

最後、小さな麺。

担々麺。

ここ名物の、山西省流手延べ麺。

最近は、包丁で切りながら茹でる刀削麺が
東京でも増えたが、あの両手でグイーンと伸ばして
麺にしているあれ、で、ある。

ウエイター氏も言っていたし、練り胡麻が入っているので
担々麺と書いたが、酸辣湯麺と言った方がよいくらい
酸味が強い。

香りがよいので、黒酢であろう。

手延べ麺は、太い丸麺でもちもち。

うまい。
スープも飲み干す。

デザートは、プアール茶のゼリーと
杏仁豆腐。

以上。

店の敷居は高くないが、しっかりした技術と、
サービス。
よい店であると思う。

ご馳走様でした。
うまかった。

 

 

馥香

台東区柳橋2-14-2
アリス・マナーガーデン浅草橋1F
TEL.03-5833-6555

 

 

 

 

 

 

断腸亭料理日記トップ | 2004リスト1 | 2004リスト2 | 2004リスト3 | 2004リスト4 |2004 リスト5|

2004 リスト6 |2004 リスト7 | 2004 リスト8 | 2004 リスト9 |2004 リスト10 |

2004 リスト11 | 2004 リスト12 |2005 リスト13 |2005 リスト14 | 2005 リスト15

2005 リスト16 | 2005 リスト17 |2005 リスト18 | 2005 リスト19 | 2005 リスト20 |

2005 リスト21 | 2006 1月 | 2006 2月| 2006 3月 | 2006 4月| 2006 5月| 2006 6月

2006 7月 | 2006 8月 | 2006 9月 | 2006 10月 | 2006 11月 | 2006 12月

2007 1月 | 2007 2月 | 2007 3月 | 2007 4月 | 2007 5月 | 2007 6月 | 2007 7月 |

2007 8月 | 2007 9月 | 2007 10月 | 2007 11月 | 2007 12月 | 2008 1月 | 2008 2月

2008 3月 | 2008 4月 | 2008 5月 | 2008 6月 | 2008 7月 | 2008 8月 | 2008 9月

2008 10月 | 2008 11月 | 2008 12月 | 2009 1月 | 2009 2月 | 2009 3月 | 2009 4月 |

2009 5月 | 2009 6月 | 2009 7月 | 2009 8月 | 2009 9月 | 2009 10月 | 2009 11月 | 2009 12月 |

2010 1月 | 2010 2月 | 2010 3月 | 2010 4月 | 2010 5月 | 2010 6月 | 2010 7月 |

2010 8月 | 2010 9月 | 2010 10月 | 2010 11月 | 2011 12月 | 2011 1月 | 2011 2月 |

2011 3月 | 2011 4月 | 2011 5月 | 2011 6月 | 2011 7月 | 2011 8月 | 2011 9月 |

2011 10月 | 2011 11月 | 2011 12月 | 2012 1月 | 2012 2月 | 2012 3月 | 2012 4月 |

2012 5月 | 2012 6月 | 2012 7月 | 2012 8月 | 2012 9月 | 2012 10月 | 2012 11月 |

2012 12月 | 2013 1月 | 2013 2月 | 2013 3月 | 2013 4月 | 2013 5月 | 2013 6月 |

2013 7月 | 2013 8月 | 2013 9月 | 2013 10月 | 2013 11月 | 2013 12月 | 2014 1月

2014 2月 | 2014 3月| 2014 4月| 2014 5月| 2014 6月| 2014 7月 | 2014 8月 | 2014 9月 |

2014 10月 | 2014 11月 | 2014 12月 | 2015 1月 |2015 2月 | 2015 3月 | 2015 4月 |

2015 5月 | 2015 6月 | 2015 7月 | 2015 8月 | 2015 9月 | 2015 10月 | 2015 11月 |

2015 12月 | 2016 1月 | 2016 2月 | 2016 3月 | 2016 4月 | 2016 5月 | 2016 6月 |

2016 7月 | 2016 8月 | 2016 9月 | 2016 10月 | 2016 11月 | 2016 12月 | 2017 1月 |

2017 2月 | 2017 3月 | 2017 4月 | 2017 5月 | 2017 6月 | 2017 7月 | 2017 8月 | 2017 9月 |

2017 10月 | 2017 11月 | 2017 12月 | 2018 1月|2018 2月| 2018 3月|2018 4月 |

2018 5月 | 2018 6月| 2018 7月| 2018 8月| 2018 9月| 2018 10月| 2018 11月| 2018 12月|

2019 1月| 2019 2月| 2019 3月 | 2019 4月| 2019 5月 | 2019 6月 | 2019 7月| 2019 8月

2019 9月 | 2019 10月 | 2019 11月 | 2019 12月 | 2020 1月 | 2020 2月

BACK | NEXT

(C)DANCHOUTEI 2020