断腸亭料理日記2020

シャバシャバカレー

2月25日(火)第二食

さて。
シャバシャバカレー、で、ある。

ご覧になった方もあるかもしれぬが2/25の、
TBS「マツコの知らない世界」。

この企画、出てきた方々の話は、今一つピンとこなかった
というのか、ピントがぼけていたように思ったのだが、
シャバシャバカレーというのは、うまい。

紹介されたいた中にも出てきた、カレーショップ。
新宿紀伊国屋書店のB1[モンスナック]。

ここは、私の高校生時代、40年も前になるが、
よく食べていたところ。
カレーの香りが、階段を伝って、紀伊国屋書店のビル中に
広がり、かなり食欲をそそられた。
カレーは、豚バラ肉の入ったシャバシャバで、うまかった。

その後は、新宿に縁が少なくなり行かなくなったのだが、
30代になり、思い出して行ってみると、味が変わっていた
と、感じたのであった。(今の味は行っていないのでわからない。)

以前にもこの、思い出の[モンスナック]の
シャバシャバカレーを再現したいと試みたことも
あったのだが、もう一つ、ピッタリの味にはならなかった。

今日は、それにもう一度挑戦してみようと考えた。

ポイントはシャバシャバの他に、豚ばらを使う。
インドカレーのシャバシャバではない。
つまり、なにかのスパイスが立っていない。
カレーの風味自体はいたってノーマル。
辛味も強くない、そこそこ。

こんなところであろうか。

そこで、スパイスはカレー粉、S&Bの赤缶。
[モンスナック]は豚バラの少し厚めに切ったもの
であったと思うが、冷蔵庫に豚バラスライスがあったので
これを使う。

基本の作り方は、シャバシャバインドカレーでいってみる。

今回もたくさんできてもしょうがないので、以前の半量。

玉ねぎ半分をみじん切り。

油を混ぜて、レンジ10分加熱で水分を飛ばす。

さらにフライパンで炒め、狐色に。

水を少量加え、カレー粉。
これだけでは、あまりにも辛味が少ないので、
レッドペッパー、小さじ1程度。

ここに豚バラ。

別に炒めた方がよさそうだが、面倒なので、
一緒に炒めてしまう。

豚バラの脂がよく出るまで火を通す。

鍋に移す。

水、コンソメ1個、ローリエ。

トマト缶カット。
この量が問題。
入れすぎると、トマトスープになってしまうので、
抑えめ。
1缶の1/10ほど。

カレー粉、それから色味を補うため、ターメリック。

これで煮込む。

30分。

どうであろうか。

塩を入れて、味見。

豚バラから脂が出ているのは旧[モンスナック]の
基本であったと思う。
これはOKであろう。スライスでも十分。

カレー味も、赤缶のみなのでOK。
辛味は、私の好みでちょい辛。

残りは、コンソメとトマトの味。

基本、他の味はないので、トマトがベースになっている。

やはり、トマトの形は、煮溶けつつあるが、
トマトスープにカレー味が付いている感じ。

う〜。
これが、実は近いのでは、なかろうか。

ご飯を温め盛り付け。

つけ合わせは、常備している酒悦の福神漬けと
ピクルス。

ビールを開けて、食べる。

シャバシャバに対して、ドロドロカレー。
ドロドロカレーが、合わないということはない
のであるが、シャバシャバというのは、
実に飯に合う。

できれば、水分少なめの飯。
だが、だからといって、タイ米などのインディカ米の
パラパラではなく、日本米・ジャポニカの硬く炊いた飯
これがベストであろう。

今回は、冷凍にしたものの解凍飯なので、
まあ、その限り、ではないのではあるが。

だが、私の舌の記憶にある新宿紀伊国屋書店の
[モンスナック]の昔のシャバシャバカレー、こんな感じ
であったのでは、なかろうか。
シンプル。豚バラの脂とトマト。

ただ、やはり、厳密にいえば、違う。
いや、違うというよりも、もう少しカレー粉が主張した方が
うまいのでは、ということ。
もう少し、香りの強いカレー粉。S&B以外の物を探してみようか。

 

 

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