断腸亭料理日記2020

かきフライ

3月30日(月)第二食

さて、かきフライの季節、で、ある。

と、書くと、え?かきは10月からではないか?
もうすぐ終わりではないか!と思われるであろう。

一般に真牡蠣は秋から春までが食べられる時期。
「Rのつく月」などと言う。
夏は産卵期で身がやせるので食べない。

冬に育ち、産卵期に近い春が、最も太っている。
それで今が食べ時。

特に、加熱用。
ご存知の方も多かろうが、加熱用と生食用は
鮮度の違いなどではない。
生食用は、岸から遠いきれいな沖合で育てたもの。
加熱用は、岸に近い栄養分の多い海域で育ったもの。

加熱用の方が一般に大きく、うまいという。

これを聞いて、この時期加熱用の大きいものを買って
フライにすることにしているのである。

吉池で購入。

岩手産、加熱用。6粒あって、832円。
大粒だが、さすがにちょっと高いが、購入。

かきフライにはキャベツは必須であろう。

今は春キャベツ。
だが、どこも高い。一玉300円超。

少し前までこんな値段ではなかったはず。
冬から春の端境期ということか。
半玉150円程度で購入。

まずは、千切り。
これ、最近、私には大きな変化があった。

今まで、一生懸命包丁で細く切っていたのだが、
いわゆるスライサーというのを100円ショップで
買って使ってみたのである。

上に歯が付いてる、鉋(かんな)式のものである。
歯の上で野菜を前後させて切る。

これがなんと、すごく便利。
切れ味、細さなども、全く問題ない。

今まで、四苦八苦して切っていたのが、なんであったのか。
スライスサーを今まで使っていた方にはあたり前のこと
であったのであろう。

ともあれ。スライサーで切って、水に漬けておく。
小一時間漬け、水を切って、冷蔵庫へ。

タルタルソースの用意。
玉子をかたゆで。マヨネーズに潰した玉子、細かく切った
ピクルスで、用意をしておく。

牡蠣は、水洗いし、塩でもみ洗い。
水を換え、なん回か。
4〜5回であろうか、ぬめり、においなどがなくなるまで。
ざるに上げておく。

揚げ鍋を用意。揚げ油を入れ、予熱をしておく。

衣付けの準備。
まずは、牡蠣表面、全面に小麦粉をまぶす。
しっかりした衣を目指したいので、むらなく、
比較的丁寧にする。

容器に全卵二個を割りほぐし、氷も2個と小麦粉少々。
もう一つの容器にはパン粉をたっぷり。
容器は牡蠣の大きさなので、小さいものでよいだろう。

OK。
よごれぬように、箸や手ではなく、串。
串で牡蠣を引っ掛け、玉子をくぐらせ、

パン粉へ。パン粉の容器ではスプーンで上にまぶし、
押し付け、側面も含めてよくまとわせる。

六個分終了。

点火、170℃超まで上げる。

牡蠣は170℃から180℃で狐色まで、で、よいようである。

六個一度に揚げられた。

キャベツとともに皿へ。
タルタルソースも添える。

よく揚がった。

かきフライは、揚げすぎはいけなかろうが、
そうそう、難しいことはないようである。

ビールを開け、タルタルソースをつけ、食べる。

ん?。

うまい、、、、、のであるが、、、、、、?。
なんか、ヘン。

あ!。
ショッカライ!。

なんでだ?、なんで?、、、、タルタルソース?
ではない、、、、。

牡蠣そのもの、で、ある。
なん回か塩もみ洗いで最後に塩をして、洗ったと思うのだが、
これがあまかった、、、のであろう。

塩辛いのだが、、、ギリギリ食べられる、、範囲、か。

あー。
安いものではなく、一生懸命作ったのにぃ。
残念。

 

 

 

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