断腸亭料理日記2021

三筋・天ぷら・みやこし

3829号

4月4日(日)第二食

なにか、続いているようだが、今日は
ご近所、三筋の天ぷら[みやこし]。

ここもかなりのお久しぶり。

夕方TELを入れて、確認。
17:30に。

内儀(かみ)さんとぶらぶら歩いて、出掛ける。
5分は言い過ぎだが、春日通りを渡って、
10分はかからない。

格子を開けて入り、名乗る。

カウンターの奥側へ。
一番乗り。
(この後、カウンターに5〜6人の一組、
奥の座敷に家族連れ一組。)

注文は、一番上の定食、特、6,050円也。

ビールとお通し。
キリンはないようで、アサヒのラガー。

お通しはそら豆。

いつの通り、海老から。

むろん、活けの車海老。

塩で。

いや、本当にプロの仕事の天ぷらを
食べるのは久しぶりである。

自分で揚げているが、正解がこうであったのを
忘れてしまっていた。

やっぱり、高温で短時間。
カラッと。

今さらながら、感じ入る。

きす。

先日、自分で揚げたのと同じような大きさのもの。
そうそう、この味。
しっかりした食感の揚げあがり。

自分ではここまではできていない。
やはり、油温であろうか。

いか。

これは、すみいか。
やっぱり、比較的厚めで、堅め。

白魚。

もうそろそろ、終わりかもしれぬ。
サクサクの食感で、うまい。

ここで、野菜。

ふきのとう。

ほろ苦さが、たまらない。

また、魚。

穴子、めごち。

これもしっかり揚がっている。

このめごち、美しい揚げあがりの形である。

穴子はほくほく。
めごちも、よい。

また野菜。
交互である。

アスパラと、小玉ねぎ。

小玉ねぎのあまさがよい。

そして、椎茸と蓮根。

天ぷらはここまで。

特の定食はこの品数。
主だったものは、全部揚げてくれているよう。
値段が上がっているような気もするが、
今まで全部揚げではなかったのか。
まあ、相場であろう。

最後の、ご飯は、天丼。

小柱のかき揚げ。

しじみの味噌汁に、お新香。

うまかった、うまかった。

ご馳走様でした。

やっぱり、プロのものを食べなければ
いけない。

なにも気にせず、食べにこれる日常が
早く戻ってほしいものである。

 

みやこし

台東区三筋2-5-10 宮腰ビル1F
03-3864-7374

 

 

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