断腸亭料理日記2021

北海道らーめんひむろ浅草/
赤酢の酢飯で鯵のにぎり鮨

3910号

8月3日(火)

第一食。

毎日、灼熱の日々が続いている。
皆様にもお見舞い申し上げる。

だが、今日こそは、熱いラーメン。

浅草ロックスの西友へ行こうと思っていたので、
北海道らーめんの[ひむろ]。
チェーンであるが、ここの味噌らーめんは
好物、で、ある。

例によって、半端な時刻。
14時すぎ。
国際通りの西側。ロックスの少し南。

入って券売機で迷わず味噌。

こういう時刻にこのあたりのラーメンやに入ると、
いかにも芸人さんという人を見かける。
東洋館であろう。
そこそこの年で茶色の髪。
顔はわからぬが、漫才コンビであろうか、二人。
大方、彼ら、普段は静かである。

味噌らーめん。

麺はかん水の多い黄色味が濃く堅い縮れ麺。

とんこつ味噌といってよいのか、濃厚。
おろしにんにくと、赤唐辛子を入れて、食べる。

汗をかくが、やはりこれがよろしかろう。

ご馳走様でした。

台東区西浅草2-1-11


さて、西友。

今日は、鯵。
実は、昨日、ここで鯵のにぎり鮨を買って
帰ったのだが、これが思いがけずうまかった。

三枚におろしたものも売っていたので、
鯵がよいのかと、にぎりを買ったのである。

では、今日は自分で握ろうか、と考えた
のである。

スーパーで三枚におろした鯵など、売っているところは
他にはないのではなかろうか。
もちろん、高くもない。半身四枚で276円。長崎産。
ありがたい。
今日もあった。

帰宅。

これ。

皮を引くだけ。
一応、先に塩で洗っておく。
このくらいはした方がよかろう。

魚をおろすのは手間でもあるし、この時期は、
生ごみを出したくない、のである。
すぐににおう。

飯台を濡らして置いておく。

米を研いで、カタメモードでスイッチオン。

炊き上がったら、いつもの通り8分蒸らし。
赤酢8割の鮨酢40tを用意。

飯台に一合を取り、混ぜ込む。

また、8分。

生姜をおろし、ねぎをみじん切りにする。

今日は、ねぎ、なのである。
普通、鯵のにぎりには、おろし生姜のみだが、
昨日の西友の真似。
細く切った白髪ねぎであったがまぶしてあった。
これがよかった。
白髪ねぎは面倒なので、みじん切り。
みじん切りでも同じであろう。

鯵をにぎり用に切る。

毎度書いているが、にぎり用に種を切るのは
むずかしい。
大きすぎてもいけないが、できるだけ、
余りを出したくないし、恰好のよいにぎりにしたい。

私、この種のセンスがないようである。
ちっとも上達しない。出来上がりを想像しなければ
いけないのであろうが、どう切るのがよいのか、
皆目勘が働かない。

ともあれ、にぎる。

おろし生姜とねぎみじん切りをのせ、
しょうゆもたらす。

アップ

形はともかく、これは、なかなかうまい。

先日も食べたが、今、鰯がかなり脂がのって
うまい。鯵もよいのか?。

今日のものは長崎だが、長崎がうまいのか。
長崎の鯵というのは、東京の鮨やでも
通常よく使われているものであろう。
脂もある。
鮮度も抜群とはいわないが上々であろう。
西友は表示は書かないが三枚で売っている
ということは、刺身前提であろう。

そして、きょうのテーマといってもよい、ねぎ。
これが思いがけずよいのである。
生姜オンリーと比べると、ちょっと違う世界。
ものがわるいわけではないが、ねぎが加わると
また、よろしい。

鯵のにぎりに生姜とねぎ。
今までなかったのではなかろうか。

こうしてバラバラとのせるのは江戸前にぎりの
美意識に反するか?。

だが、今日は、成功!。

 

 

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