断腸亭料理日記2021

浅草今半 その1

12月29日(火)第二食

さて。

昨年に戻ってしまうのが、気持ちがわるいが、
ここは、書いておきたい。

[浅草今半]国際通り本店。
有名店だが、私、初めて、で、ある。

すき焼き店の今半というのは、浅草に三軒ある。

詳しくは、ウィキにページがある。

新仲見世にあるのが[今半本店]

2015年

私がよく行くのは数寄屋造りの座敷が素晴らしい、
仲見世脇、観音様そばの[今半別館]

2019年

新仲(しんなか)にある[今半本店]が今半発祥の暖簾で、
それぞれは分かれた店。
別の会社である。そもそもの創業は明治28年(1895年)、
当時は本所吾妻橋。浅草に移ったのは大正元年(1912年)。

ここから創業者が複数いて、分かれたということらしい。
戦前までは新仲の本店が“御殿”とも呼ばれる豪華な
店であったよう。

今半は、もう一系統[人形町今半]があって、現在は
支店の数など最も目につくと思う。[人形町今半]は国際通りの
[浅草今半]からの分かれになるよう。
(今半はさらにもう一系統[代々木今半]というのもある。)

そんなことで今日は残りの一軒[浅草今半]。

[人形町今半]同様、弁当はほうぼうで売られているので
目につく。
国際通りに開業したのは戦前の昭和3年(1928年)。

国際通り本店。
12/29、この日は、仕事納め。
いつもの別館へ行こうと、当日TELを入れたが、
一杯で、こちらになった、というわけである。

ここはビルで、個室、さらに特別室などあるが、
やはり一杯で一階の小上がり畳席。

5時半からの予約。
内儀(かみ)さんとタクシーで向かう。
国際通り、ROXのはす向かい。
合羽橋本通りの角。

入って、名乗り、奥の席へ。
ビルなので別館のような趣はまあ、ない。

小上がりだが高い仕切りがあって、
隣はほぼ見えない。

ここ、別館よりも気持ち高価格の設定か。
すき焼きのコースが8000円から。

メニューの表紙にあった、これ。
「創業125周年記念 特別献立 姫路和牛 すき焼/しゃぶしゃぶ
御膳 ¥12,500
先付、前菜、姫路和牛炙り寿司、姫路和牛炭火焼サイコロ、
姫路和牛すき焼 又は しゃぶしゃぶ、お食事、デザート」。

姫路和牛というのがよくわからぬが、神戸の隣で、
お得(?)でよいのであろう。これにしてみようか。
しゃぶしゃぶも選べるが、もちろん、すき焼き。

最初は、佃煮。

ここの牛の佃煮は貰い物で食べたことがあって、
馴染んだ味。佃煮だが柔らかく、うまい。

前菜。

別館同様、割烹料理。

牡蠣、サーモン、牛たたきなどなど。
どれもうまく、華やか、力が入っている印象。

次。
にぎり鮨。

最近、牛のにぎりはあちこちで見るようになった。

上は赤味系、下は霜降り肉のうにのせ。
酢漬けの生姜とすだち。

これはかなり完成度が高いのではなかろうか。

姫路牛、肉自身もよいものなのであろうが、
厚さ、火の通り方などが絶妙。
うまい。

次は、姫路牛サイコロステーキ。

アップ。

一口で、ぺろっと食べてしまうのが
もったいない。

味付けは塩胡椒のみか。

表面はよい感じのカリカリ。
よい脂で、むろん柔らかい。
うまみたっぷり。

さて、いよいよ、すき焼きの用意。

玉子。
野菜などを、ザクというが、焼き豆腐、玉ねぎ、
生椎茸、春菊、白菜、長ねぎ、白きくらげ(?)、
白滝、店名入りの戻した麩。
玉ねぎが珍しい。

そして、いよいよ真打登場。

 

つづく

 

浅草今半

台東区西浅草 3-1-12
03-3841-1114

 

 

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