断腸亭料理日記2021

博多もつ鍋

1月9日(土)第二食

寒いので、鍋。

なのであるが、こんな時期なので、
取り寄せもよいのではなかろうか。

正月、TVで見かけた、博多もつ鍋。
ちょっと食べたくなった。

博多もつ鍋といえば、今を去ること30年前、
バブルの頃、一度東京で流行った記憶がある。

あの頃よく食べたが、今、東京でも博多もつ鍋を
看板にしている見かける。

調べると、一度下火になり、東京では2000年頃からまた
店ができ始めたという。(Foodie)

だが、私自身は、バブル後はずっとご無沙汰。
今のものが当時と同じものなのか、わからないが、
アマゾンで取り寄せてみた。

冷凍で、牛の小腸、つゆの素、にんにく、鷹の爪
白胡麻、鍋の後のちゃんぽん麺などがセット内容。
2〜3人前、3000円。

このセットには野菜がない。
ROXの西友で、キャベツ半分とニラを買ってくる。
もやしを入れてもよいらしいが割愛。

用意。
セットは事前に解凍しておく。

鍋はどういうわけか、土鍋よりも
ステンレスの方が多いよう。
ステンレスもあるので、用意。

キャベツはざく切り。

まず下にキャベツを入れるよう。
キャベツの方が火が通るのに時間が掛かるということか。

セットに入っていた、鷹の爪とにんにくも。

モツと、つゆの素と水。

つゆは希釈タイプ。
モツは解凍すると、生。

つゆはしょうゆベースのよう。
説明書きによれば、甘い九州しょうゆとのこと。

にらはすぐに煮えるので、後からでよいようだが
ちょいと、入れておく。

カセットコンロをお膳に用意。

ふたをして、煮る。

モツは意外に早く煮えるよう。

キャベツが煮えれば食べられそう。

キャベツが柔らかくなってきたら、
ニラも投入。

よし、食える。

ビールを開けて、
取って食べる。

つゆが、思いのほか、甘い。
素の薄め方が正しかったのか、多少怪しいのだが、
この甘さが、うまい、のである。

小腸は、コラーゲンなどというが、どちらかといえば
脂なのであろう。
ともあれ、ぷりぷり。くどすぎることもない。

ニラもよい。
濃い甘辛によく合う。

ただ、キャベツは、なんであろうか。
なにもひねっていない。キャベツの味なのであるが、
もう一つに感じる。
煮すぎ、なのか。
くたくたにならない方がよかったか。

小腸というのは煮ていくと、脂がつゆに溶けで
どんどん小さくなる。

煮すぎない方がよさそうである。
どんどん、食べる。

モツもニラも追加して、食べる。
このうまさ、想定以上。

具を片付けて、ちゃんぽん麺。

ゆでたもの(?)の冷凍なのだが、
太麺が、これまた、格別にこのつゆに合って、
うまい。
小腸から、たっぷり脂がつゆに出ており、
これにからんで、堪えられないうまさ、で、ある。

このつゆ、で、ある。

甘めの九州のしょうゆ。
にんにくの香りと、鷹の爪のちょっとした辛み。
これに小腸のこってりした脂。
かなり、クセになる味。

めっけものである。
このセットつゆがうまかったのか、
それともある程度皆、博多もつ鍋は
こんな感じなのか。

ちょいと調べると、博多もつ鍋でも
濃い九州しょうゆ以外にも、塩だの、いろんな味が
あるらしい。
以前、バブルの頃、東京で一瞬だけ流行った
ものからは今日の味も違っているように思う。
博多でも、変化、進化していった、のでは
なかろうか。

ともあれ。
こんな時期でなければ、食べることは
なかったもの、かもしれない。

ちょっと、めっけものであった。

 

 

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