断腸亭料理日記2021

辛子菜

3807号

3月2日(火)第二食〜

さて、先日、からし蓮根のことから、
和辛子、辛子菜、というものをちょっと
調べてみた。

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と、佐竹商店街のスーパーで偶然、辛子菜を見つけた。

今までもどこかで見ていたのだろうが、
辛子菜というものを認知していなかったのだと思う。
きっと出回っている野菜なのであろう。

菜っ葉だからか、辛子として種を取るためか、
旬は春先の今のよう。

なんだか、黄色いところもあったりして、
安かった。

前回も書いたが、菜っ葉として、おひたし、
あるいは漬物として食べられていると。

これも出会い。
料理してみようか。

黄色いところもあり、また、萎びてもいる。

水に漬けてみようか。

1〜2時間漬けていると、びっくりするほど、
しゃきっと復活してきた。

大量にあるので、最初に漬物を仕込もう。

黄色いところを取り、切ってボールへ。

多めの塩をして、

塩もみ。

ラップを敷いて、小皿をのせ、そこに
かなり重いしょうゆのPETボトルを重石にのせて漬ける。

3〜4時間。

まだまだ、水は出てこない。

その間に、おひたしではおかずにならないので、
炒めものを作ってみる。
冷蔵庫にあった、鶏肉と。

おろしたにんにく、胡麻油。

鶏を炒め、

火が通ったら、切った辛子菜。

味付けは、そこにあったラフテーの甘辛煮汁を
入れてみる。

出来上がり。

ちょっと、ちゃんと熱を通してみた。
太い茎の部分もしっかり火が通るくらい。

辛み、苦みがある、というが、、
ほぼしない。

熱が通ると少なくなる、のであろう。
また、茎の部分などは、ぬめりが出ている。
こういう菜っ葉は他にもあったような。
おひたしも、おそらくこんな感じなのであろう。

まあ、これはこれで、うまいが。

さて、夜中、もう一品。
生、サラダで食べてみたら、辛み、苦みが
感じられるだろう。
牛肉があったので、焼いたたものと、サラダ。
マヨネーズとマスタードを添えてみた。

こっちの方が断然うまい。
しゃきっとしたので、食感もよいし、
強くはないが、辛み、苦みも感じられる。
香りもよい。
ちょっとくせの強い水菜というのか。
これならば、もっと売れてもよいはず。
気に入った。

その頃、重石をした漬物の方。

やっと水が出てきた。
このまま一晩置く。

漬物。翌、夕方。
随分水が出たので、全部一度捨てて、
ひたひたになるくらいの水を足す。

重石は軽くする。

桃屋のつゆの瓶。

もう一日。
味見をすると、逆に塩が抜けすぎている。
ちょっと足す。

さらにもう一日。

つまんでみる。
味も慣れてきた、塩加減はちょうどよい。

生や火を通したものとは随分違う味になっている。

なんであろう。
うまい、のであるが、、、。
これ?。あ!。

高菜?。
高菜は辛子菜の変種という情報もある。

え!?。いやいや違う、これ、野沢菜!?。

そう。辛みという言葉になるのだろうが、
いわゆる辛子の辛み、とは違う。
もちろん、皆さん野沢菜は食べたことがある
と思う、かなり、近い。

同じアブラナ科だが、野沢菜は蕪になるらしく
辛子菜とは離れていると思うのだが。
ともあれ、うまい、菜漬けになった。

辛子菜、サラダと漬物、けっこううまいぞ。

 

 

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