断腸亭料理日記

猪鍋風豚鍋

1月5日(火)

仕事始め。昨夜より名古屋。
再び名古屋での生活が始まった。
寒い。名古屋は寒い。東京より寒い。
温室化もあって東京より暖かいところはないだろうが
一人の名古屋はやっぱり、寒い

早く帰って鍋でも食おう。

剣客商売(池波正太郎)にあった猪鍋。脂があってうまそう。
もちろん会社帰りに猪肉なんぞ買えないので豚に。
脂身の多いバラ肉がいいか。
塊でもいいが量が多いので
厚め切った焼肉用のスライスが
1パック\50引き。これを購入。

池波先生のレシピでは、味は味噌味。
具は猪鍋の場合は猪肉、こんにゃく、
牛蒡(ごぼう)、芹、ねぎ、焼き豆腐、春菊。

これを豚肉に代えるとなんのことはない
豚汁。
ま、いいか。土鍋で食えば鍋だ

鴨鍋の芹が大量に余っていたのでこちらにも持って来た。
野菜は、牛蒡にねぎ、大根(半分)も。
焼き豆腐がないため木綿、
こんにゃくはやめる。

8:00帰宅。
作る

牛蒡はたわしで皮をしごき洗って5cm程度の短冊に。
煮えにくいが食感が大事なので大き目に。
大根は厚さ7〜8mm程度の銀杏形。
削り節で出汁をとり、野菜を先に入れしばらく煮る。
次に豚バラ。ここで味噌を入れてしまう。

牛蒡が煮えた段階で、
長く切って焼目を入れたねぎ、豆腐を投入。
味見。味噌追加。
鍋から土鍋へ移し、煮込む。

火鉢へ移動。
芹を入れ、完成。

七味をふって食う

なにが、というのではない。
普通にうまい
焼目を入れて香ばしさを出して煮込んだねぎ、
芹も豚からの脂にぴったり合う。
大根、牛蒡。汁もあったまる。
ビールから酒。もちろん、土鍋をおろした鉄瓶で燗。
大根が余ったのでおろしに鰹の塩辛で。

いい気持ちで就寝。

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