断腸亭料理日記

居酒屋から、、、

1月7日(木)

雑誌「サライ」に載っていた名古屋・伏見の居酒屋
大甚(だいじん)という店にふらりと一人、行ってみた。

どちらかというとグズグズしてる
名古屋には珍しくポンポンと威勢のよい居酒屋。
この雰囲気は気に入った。
一人で入っても様になる。
客をかまうでもなし、ほっとくでもなし。
いい間合い。
私には、なにか落ち着く。
(もちろん静かで落ち着くというのではない。)

女将一人と、板さん一人でやっており、
なおかつ、安くてうまい小料理屋が名古屋には多い。

それはそれでよいのだが
どうもこの手の店の女将(ママというのか)の
お喋りには辟易する。

田舎によくあるタイプかも知れぬが
客とため口をきく。若いとみると説教たれる。

名古屋はどちらかというと
女性の方がポンポン言う方が多いのか。
ちょうど兵頭ゆきのような。
(彼女も名古屋出身だったか?)

大徳利1本と赤貝、焼穴子。
小半時間。

みぞれがちらつく寒い夜。
だいぶ暖まった。
帰る。

帰宅し、火鉢に火を入れる。

おとといの豚鍋の残り。
味が染み、煮詰まっている。

少し出汁と味噌を足し
きしめんを入れて味噌煮込みにしよう。

きしめんは乾麺。
直接、先の豚みそ鍋へ。
別に茹でてもいいが、どろどろにするのが
名古屋流。

これがうまい

煮込まれた豚バラ、大根。
正体のなくなりつつあるねぎ。
豚の脂と味の出たつゆ。

普通、味噌煮込みうどんは鶏だが、
豚でもやはりうまい。
 
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