断腸亭料理日記2004

生蕎麦 上野翁庵

20日()
記念すべき、断腸亭料理日記2004、再開第一作である。

朝は8時に起床。
桜の開花宣言は出たが冷たい雨が降っている。
日記再開のため、HP整理。第一食は起き抜けに、カップ麺。
辛ラーメン。初回からカップ麺とは、、。

しかし、辛ラーメン
意外と、侮りがたい。
ご存知かと思うが、辛ラーメンは韓国の農心というメーカーのもの。袋のものもある。
日本のインスタント麺と麺質が若干違うような気がする。
韓国料理の冷麺までいかないが、麺がかなり、コシがある。
また、辛味も本格的でうまい。

14時小腹が減る。

なにを食べようか。

寒い。温かいそばでも食べに行こう。

近所で行きつけのそば屋も何軒かあるが、
今日は、上野・翁庵へ。
雨もかなり降っているので、不精だが、車で。

場所は上野の駅前と言ってよかろうが
駅が広いため、駅前も広い。

浅草通り、上野警察の正面である。

木造二階建て、なかなか古い建物である。
看板も古びた木製である。

入るとすぐ右にレジがあり、混んでいる時には食券を買う。
空いていれば、そのまま座ってもよい。
テーブル席が6ほど。雰囲気はテレビもついている、ごく普通の蕎麦屋である。

ここの看板は、ねぎせいろ、と呼ばれるものである。
せいろのそばを、いかと、ねぎの小さなかき揚げの浸った漬け汁で食う。

今日は寒いので、これの、かけ(温かいそば)。ねぎなんそば、という。
(隣に座った、爺さんは、寒さにもめげず、ねぎせいろを食べていた。)

かき揚げを漬け汁に浸して、そばを食うと、いうのもなかなか、ない。
また、いかとねぎのかき揚げ、というのも、おせじにも、上品とは言えないが、
それが、また、いい。

断っておくが、そばは決してまずくない。
そうめんのような、かなりの、細切りがうまい。

場所柄、ウイークデーの昼時には、かなり混み、上野警察への出前もあるのか
かつ丼なども出て行く。

上品ではないが、かなり捨てがたい存在の蕎麦屋である。

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