断腸亭料理日記2004

和風・ころっけ

3月23日(火)夕食
7時ごろオフィスを出て帰宅。
何を食べようか。今日は、自作にする。

何がいいだろう。簡単なものがいい、、、

中華料理店の前を通る。
麻婆豆腐、、。かな、、

歩く。

待て、冷蔵庫に何かなかったか、、。

、、、!!そうだ。

鶏肉のそぼろがあった。

日曜日のNHK食彩ロマンでやっていた、和風ころっけ。
甘辛く味付けた、鶏そぼろを入れる、と言っていた。

あのコロッケを作ろうと思っていたのであった。
TVでは、だしを染み込ませた、鯛の白子をコロッケの中に入れ、ソースのようにして
食べる、のであった。

う、、む。鯛の白子など、そのへんにあるわけがないが、鱈の白子でもあれば、と
念のため。スーパーに寄る。

やはり、ない。
まあ、そぼろだけにしよう。

じゃがいも(男爵)と、油を買って帰宅。

かなり、どうでもいい話だが、
コロッケを作るというと、キテレツ大百科のオープニングテーマを思い出す。
森雪之丞先生の作詞。延々と、コロッケの作り方を歌う。
かなりの名作であると思う。
アニメのテーマソングで、コロッケの作り方を歌って、どうする!!
このセンスは、かなり、いい!

歌)さあ勇気を出し、みじん切りだ包丁〜、、、、
歌いながら帰宅。

さて、作る。

ジャガイモ3個を洗って、せいろで蒸す。
TVでは蒸していた。

今までは、茹でていたが、蒸した方がベチャベチャにならないのか。
竹串を刺して、様子をみながら。

15分〜20分、茹で上がる。
皮をむき、ここから、熱いうちに一気に手でつぶす、という。

つぶし過ぎては、いもの食感がなくなるので、手で感じを見ながら、という。
TVでは軍手をして、その上から、ビニール手袋をしていた。

軍手はなかったので、防寒用の手袋の上に、炊事用のゴム手袋をしてつぶす。
全体の1/10くらい、いもの形が残っているくらいであろうか。
そこまで。

冷蔵庫の鶏そぼろを混ぜ込む。
これは、つまみ用に作ったため、白だし、しょうがも入れ、かなり、濃い味にしている。
このため、他の味付けはなし。

パン粉、小麦粉、溶き卵をそれぞれ、弁当箱に用意。

いつも、そうなのだが、小麦粉、卵を付けている間に
形がくずれてしまうことが多いのである。

いわゆる、小判型はくずれやすいので少し、厚めにする。

小麦粉、溶き卵、パン粉の順。

かなり、危なかったが何とか崩れず、ジャガイモ4個で、4個のコロッケができた。

あとは揚げるだけ。

これは、簡単である。
とんかつなど、生のものを上げるわけではない。
色よく揚がればいい。生であることを心配しなくてもよい。

今日は、和風のため、ラードではなく、先ほど買ってきた
サラダオイル。

たっぷりと揚げ鍋に入れ、加熱。
菜箸を油に入れ、箸の先から泡が出て来たら、温度はOKである。

一つずつ投入。
投入後15秒ほどは、衣が固まらないため、手を付けてはいけない。
15秒過ぎれば、返してよい。きつね色まで。

揚げは無事、終了。うまく揚がった。

和風だが、まあ、やはり、ビールであろう。

やはり、揚げたてはなんにしてもうまい。
そぼろの味が濃かったので、やはり、なにもかけないで、ちょうどいい。
バクバクと大き目のものを二個たいらげる。

やみつきになるほどではないが、まあまあ、及第点をあたえられよう。
この甘辛鶏そぼろ入りコロッケ、味が濃いため、さめても食えるのではないだろうか。


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