断腸亭料理日記2004

市ヶ谷・中国飯店

2月23日(水)昼

さて、久しぶりに、市ヶ谷・中国飯店。

前回、10/28

風邪の余波か、改善の兆しはあるが、先週末から腹具合が、今一つ。

ちょっと、腹に、喝、を入れよう。
坦々麺。

坦々麺であれば、市谷界隈であれば、紅虎。

くるりの、辛味つけそば、と、いう、手もあるが、
ちょっと、上品に、中国飯店にしよう。

春一番である。

浄瑠璃坂を下り、強風のなか、飛ばされそうになりながら
新見附で外濠を渡り、土手沿いに、中国飯店まで。

ここの土手も、あと一月ほどで、花の時期である。
春が待ち遠しい。

今日の定食のメニューを見ると、
麻婆豆腐があり、ちょっと、惹かれる。
ここのものは、食べたことがない。
どんな感じであろうか。

いかんいかん、こういう場合は、迷ってはいけない、
食べたい、と、思っていたものを、食べなくては、
必ず、後悔する。

大盛で頼む。

前に、メニューにない、酸辣湯麺を頼んだりしたが、
この時は、ちょっと時間がかかった。

担々麺は、麺のメニューにもあるので、早い。

第一印象。きれいである。
ラー油の浮いたところに、白胡麻ペーストが広がり、
中央に挽肉味噌がのっている。

スープを一口。
見た目通り、とても、なめらかで、きれいな、白胡麻ペーストである。
辛味は、さほど強くなく、酸味がある。

普通、担々麺に酸味は、あまりないように思う。
(皆無ではなかろうが。)
しかし、ここのものは、それとわかるほど、酸味が付けてある。
酢、使いが、やはり、ここのシェフの特徴なのかも知れない。

麺は、若干、柔らかめ、である。

コクも深く、全体をまとめると、やはり、とても、上品で、
洗練された、担々麺であるといえよう。

うまかった。

地図


追記:「はしご」のものも、酸味があった。
さほど珍しくはないのかもしれない。
2005/03/19


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