断腸亭料理日記2005

路麺・浅草千束・ねぎどん

3月26日(土)第一食

久しぶりであるが、書いておこう。千束・ねぎどん、である。

断腸亭日常の方には、書いていたりするのであるが、
ほとんど、毎週土曜の第一食は、千束・ねぎどん、になってしまった。

土曜の晩から、明日の朝は、ねぎどん、何を食べようか・・・。
などと、考えて、眠る。

9時。寝間着(スゥェット)にウインドブレーカーを引っ掛けて、車。
今日は寒いので、屋根は、開じたまま。
浅草通りから、国際通り、言問い通りを越えて、元祖恵比寿の一つ先を左折。

国際通りから入ると、店の前に車を付けられるのである。
タクシードライバー氏達は、みな、店前に車を停める。
これを真似て筆者もあいていれば、店前に路駐である。
今日は、タクシーではないが、先客の駐車車両があり、
ちょい先に、停める。
(近所の皆様、少しの間、ごめんなさい。)

先客が、2〜3人。

最近は、話題になってきたせいか、筆者よりも若いようなお客もいる
こともある。

このところ、土曜日のこの時間は、比較的若め(?)、筆者と同世代、
あるいは、ちょい、若い?、、、の、おばちゃん、、。(失礼)

やはり、桜えび天。これは決まりで、ざるにするか、かけ、にするか。
しばし迷う。

そばで、冷たいのにしよう。
そして、冷たくするのであれば、おろし、だ。

「おろしそばに、桜えび天。冷たくして、下さい」。

待つ。

お客が、入れ替わっていく。
ぼんやりと、「あ〜、この人、何してる人なんだろうな〜」
などと、考える。

ちょっと、強持(こわも)ての人が入ってきたり、、、。
(浅草でも、実は、このあたりは、そんな事務所もあったりする。)

上がる。

あ、、、。

ざるのつもりであったが、いわゆる、ぶっかけ、というのか、
どんぶりに、冷たいそばをいれ、つゆ、を、かけてあるもの、
が、出てきてしまった。

「冷たくして・・・」であれば、こうなるか。

余談だが、名古屋では、これを、なぜか、コロ、という。
使い方としては、そばコロ、うどんコロ、、などである。
名古屋在住時、名古屋人自身に聞いても由来は不明であった。
夏になると、名古屋では、えびおろし、などといって、おろしと、
お得意のえび天をのせるのが、定番メニューである。

奇しくも、海老おろし、になった。

まあ、よい。
今日は、これを、試してみよう。
別に、ざる、と、大幅に味が変わるわけではない。

ここ、ねぎどんの、もり、の、つゆは、けっこう、からめ。
おろしが入り、それよりは、若干、薄めになっているような気がする。

そばは、ねぎどんの真骨頂、生そば茹で立て、である。

これも、うまいこと、おびただしい。

桜えび天は、いうまでもないが、かき揚げである。
別皿にのせて、出てくる。

そばの方には、天かすが、まぶされていたりする。

そばを、半分ほど食べ、
おろしの入った、つゆにつけながら、別皿のかき揚げも、食う。

かき揚げが、おばちゃん、の体調によってなのか、
たまぁ〜に、だんごになって、中が生、のことがあったりする。
まあ、それも、宝くじに当たったと、思って、あきらめる。

今日は、OK。グッドです。

しゃきしゃきのそばと、香ばしい、桜えび天。

千束・ねぎどんを、毎週食える。
なんと幸せなことであろうか。

TEL 03-3873-0738
〒111-0031 東京都台東区千束1丁目17−9



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