断腸亭料理日記2004

ゴルゴンゾーラのリゾット

10月9日(土)第二食
台風が近づいている。

土曜日だというのに、早く起きてしまった。

一度起きてしまうと、寝られない。

朝から、燗酒二合(菊正宗)を呑んで、また、寝る。

起きると、3時。
すっきりした。

台風の接近で、時折激しい雨。

腹が減った。
何を食べようか。

先週、ランチで食べた、チーズのリゾット。
(牛込二十騎町・仏料理・ブッフ・ア・ラ・モード)

けっこう、うまかったので、自作してみようかと思っていた。

冷蔵庫に、ゴルゴンゾーラがあった。
つまみに、ちびちび、食べていたものである。

ランチでは、パルメザンチーズのものを食べたが
ゴルゴンゾーラでいってみよう。

レシピを検索してみると、さほどに、難しくもない。
白ワインを入れるとよいようである。

激しい雨の中、下駄を履いて、コンビニで、
¥600程度の安い白ワインを調達。
料理用であれば、よかろう。

米は250gで4人前という。

たまねぎ1/4個を微塵切り。
レシピではこれだけであるが、ブッフ・ア・ラ・モードでは
ダシではないかと、思ったのだが、
ブロッコリーなど、他の野菜も入っていた。
冷蔵庫を見ると、しなびかけた大根があるので、
これも、少し微塵切りにする。

野菜とローリエを、バターで炒める。

鍋に湯を1Lほど。コンソメ(味の素)を溶いておく。

野菜が炒まったら、ここに、米を入れ、さらに炒める。
弱火で、ゆっくり、炒める。
「米のふちが白くなってくるまで」、とあるが、ならない。
焦げてもいけない、と思い、適当なところで終了。

先の、スープの鍋に、米を入れ、中火で煮込む。
ときどき、底から、回しながら、8分程度に煮詰まるまで。
20分程度。

よいかな。

火を止め、白ワイン、50cc程度。

ゴルゴンゾーラ。細かく切ってパルメザンを使う場合のレシピでは
200gという。
味を見ながら、入れていく。
ご存知の通り、ゴルゴンゾーラは青カビが付き、かなりクセのあるもの。
パルメザンよりは、少なくてよいであろう。
入れながら、かき混ぜていくと、溶けて、とろみが出てくる。

100gちょっとでよい感じの味になった。
米の感じも、ちょうどよいであろう。

リゾットを外で食べると、プロの味は
雑炊でも、おかゆでもなく、米は、いわゆる、アルデンテ。
多少、芯があってもよいくらい。
レシピにも、「できたら、すぐに食べるよう」、に書いてある。
米には、どんどん水分が入り、おかゆ状になっていく。
(とくに、日本の米は、粘りが出やすい。)

そこそこ、よさそう。

終了。

すぐ食べる。
うんうん、まあまあ。

パルメザンよりは、当然クセがあるが、これもよい。

妻にも、食べさせるが、なかなか評価は高そう。
今日は、まあ成功。

しかし、若干、難を言えば、味の多くの部分が、コンソメに因っている。
この辺が、プロとの決定的な違いだろう。
味の厚みがまったく、違う。今度コンソメの研究してみよう。

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