断腸亭料理日記2004

矢来町・りゅうほう、と

中華風・鶏ロースト丼

12月28日(火)昼食、30日(木)第一食

話しは28日に、遡るのであるが、
オフィスのそばでもある、地下鉄神楽坂駅すぐそばの
矢来町、中華料理屋、りゅうほう。

昔から、ラーメンで、そこそこ知られた店であった。

筆者も10年以上前であろうか、
何回か、食べてみたことがあった。
しかし、その頃は、たいした印象もなかった。

人間の味覚というものは、色々なものを食べていくと、
それなりに、訓練される、のであろうか。

久しぶりに行ってみると、お昼時、店内は満員。
数人、待っている人もいた。
こんなに混んでいた印象もなかった。

「東京ラーメン」を頼む。
これが名物。

白濁したスープ。
レタスがのり、その上に、鶏のローストがのっている。
また、クコの実なども散らされている。

まず、スープであろう。
とんこつ?鶏がら?、、干しエビ?、いろいろ入っているのであろう。
実に、腹に染みわたる味である。

また、落とせないのが、鶏のロースト。
色よくかつ、表面はパリッと焼かれ、脂もあって、とてもジューシー。
うまかった。

さて、昨日、29日は、呑んで、早く寝てしまい、
4時頃に起きてしまった。

一度起きると、寝ていられないのは
年を取った証拠であろう。
むくむく起きだしてしまう。

腹が減ったので、何か作ろうと考えた。
そこで、思い浮かんだのが、先の「りゅうほう」の
鶏のローストであった。

あの味が、妙に、印象に残っていた。

1枚、鶏肉があった。

下味をつける。

チャーシューの要領であろうか。
しょうゆ、紹興酒、砂糖少々、八角も、ほんの少し入れてみる。

鶏肉は味が、染み込みやすいように、
繊維に沿って、少し切り込みを入れておく。

オーブンレンジのグリル機能で焼く。

様子を見ながら。

焼けてきた、、、。
乾燥しないように、油を塗ってみる。

なかなか、いい色にならない。
表裏、何度かひっくり返し、都合30分ほど。

そこそこ、完了。

スープも用意し、レンジで温め冷や飯にのせて、丼にしてみた。

写真

まあまあ、であるが、りゅうほう、には、遠く及ばない。
味がもう少し濃くてもよい。これは漬ける時間が短かったか。
また、砂糖がもう少し入ってもよかったか。
(チャーシューは、蜂蜜なども入れたのであったか、、。)

いずれにしても、手間の掛かるものである。



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