断腸亭料理日記2005

つけめん・大勝軒
(浅草・大勝館、滝野川)

5月4日(水)夜 & 5日(木)第二食

4日、夕方、浅草へ買い物。

なにか食べよう。
六区の大勝館という、大衆演劇の小屋。
ここの食堂に、東池袋大勝軒の、つけめん、が、あるという情報。
ちょっと、覗いてみた。

大勝館は、浅草演芸ホールの隣り。
自動ドアを入ると、ガラーン。
まあ、祝日の宵の六区である、人がいないのも頷ける。
浅草も、観光客目当てのところは、人が引けるのが早い。
(もっとも、ここが、昼も客がいるのかどうかは、謎である。
さらに、ここ、なんと、24時間営業らしい、なぜであろうか。)

一日30食限定というので、若干、心配をしたが、
心配するまでもなく(?)、あった。

しかし、しかしである。
これ、なかなか、うまいではないか。

大勝軒は、少し前に、上野でラーメンを食べたが、
あまりの量に、打ちのめされた。

つけめんは、今回が、初めてである。
丼に無造作に盛られた麺。お椀に、具の入ったのスープ。
具は煮玉子と、分厚く切ったチャーシューが二枚、海苔、メンマ。
量も、決して少なくはないが、まあ、筆者でも食べられるほど。

今回つけめんを食べて気が付いたのだが、
大勝軒は、つけめんでなければ、ならない。
この魚介系の濃く、どちらかというと甘い、
スープは、つけめんに、最適化されているのである。

筆者、魚介系とつけめん、どちらも、今一つ。
いままで、避けていたメニューでもあった。
これは、目から鱗、である。
魚介系もつけめんならではの、相性なのではなかろうか。

帰宅後も、スープの余韻が、残る。
かなりクセになる味である。

さて、今日、5日。

もう一度食べたい。
同じ、大勝館へ、行くのも芸がない。
東池袋の列に並ぶ気力もないが、祝日にやっているところを捜し、
滝野川へ行ってみる。

春日通りから、白山通り、中仙道、
西巣鴨で、明治通りへ。しばらく行って左側。北区滝野川である。

夕方、6時ちょい前。
カウンターのみであるが、既に八分の入り。

ここは、もりそば、という名前。
(大勝軒は基本的には、つけめんは、もりそば。
さらに、温かいものを、あつもり、という。)

もりそば、煮玉子で。
上野もそうであったが、大勝軒、基本的に、働いている方は、
なにかみな、体育会系である。声が大きく、威勢がいい。

さてさて、どうであろうか。


麺の量は、昨日の大勝館よりも、多い。

スープ。
やはり、昨日との比較であるが、若干、魚介系が押さえられている、
ように感じるが、うまい。
バランスが取れているのであろう。

東池袋の、のれん分けでも、ここ、滝野川は、定評があるらしい。

今日は、なんとか、完食。

やはり、クセになりそうである。

(今日まで上野・大勝軒は、休みであったが、明日行ってみるかな、、、。)

浅草大勝館

滝野川・大勝軒



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