断腸亭料理日記2005

鳥越祭りとガスパチョ

6月12日(日)朝

お祭りである。

今週は、筆者の住む浅草南部あたりから、浅草橋、
秋葉原界隈までを含む、地域を氏子町内とする、鳥越神社 のお祭りである。

画像などは「日常」にアップ。

この町内に移り住んで何年目であろうか、
このお祭り体験も4、5回目になると、思われる。

歴史のある、お祭りが存在する地域に住んだのは、
まったくのところ、この地が始めてである。

本当によいものである。

町内、揃いの半纏(はんてん)。

(なぜか、東京では、“アレ”を半纏という。
全国的には、お祭りに着る“アレ”のことは、法被(はっぴ)と、
いう方が一般的かも知れない。
知らない人と、話しをするときにも、当然、こちらは、半纏、というが
相手が、法被、と、返そうものなら、どうしても、違和感を感じ、
訂正したくなってしまう、、、。
皆さん、東京では、半纏。祭りバンテン、である。)

それぞれ、町の名前が、背中に紋(マーク)のように
図案化されている。どの町もこれが、実に粋でかっこよい。

ルールとしては、半纏を着ていないと、
その町内で神輿を担ぐことはできない。

このため、半纏を着ていることは、
町内に住んでいるこのとの、証(あか)しでもある。
(実際には、町内の住人だけでは担ぎ手の人数が足らないため、
各地にある、神輿を担ぐ同好会の応援を頼んでいるのが、実情でもある。)

お祭り当日、たとえ、神輿を担がないにしても、半纏に袖を通して、
町を歩けることだけでも、本当の住人になったようで、
(実際に、住人でもあるのだが)筆者にとっては、とても、
うれしいことなのである。

さて、お祭りとは、なんの関連もない。

ガスパチョである。

金曜の夜中、蒸し暑く、冷たいスープが飲みたくなった。

冷たいスープは、じゃがいもから作る、ヴィシソワーズ(ビシソワーズ)
と、いうのもあり、去年作っている

ガスパチョは、スペインのメニューである。

にんにくも入り、これから暑い日には、よい。

(4人前)
トマトである。缶のものを一缶。

種を取るため、簡単に、ステンレスのざるで、裏ごす。

きゅうり一本、ピーマン一個、たまねぎ1/3個、を微塵切り。

きゅうりは、皮を剥き、皮だけを使う。

きゅうりと、ピーマンは、少しだけ、うきみとして残し、
裏ごした、トマト、にんにく一かけら、
水400cc、オリーブオイル100cc、食パン1枚の半分ほどを、
ミキサーに入れ、滑らかになるまで。

仕上げに、塩胡椒、レモン汁(ポッカレモン)少々。

なんのことはない。オリーブオイルとにんにくが入った、
トマトジュース、の、ようなものである。

作ってすぐの金曜の深夜にも冷やして飲んだが、
日曜の朝、イングリッシュマフィンがあったので
これに、クリームチーズを塗ってサラミを挟んで、朝食にした。
(本当は、ベーグルがよかったのであるが、
いつもあるはずの、三筋のスーパーヤマザキには、
焼けていないのか、置いていなかった。)

暑くなってくると、こんな朝食もよい。

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