断腸亭料理日記2005

フレンチフライと

特大ステーキ

12月7日(水)夜

昼間、仕事で、アメリカの食品メーカー、
ハインツのことをちょっと、調べていた。
日本で、ケチャップといえば、カゴメ、以外にはないが、
世界、特に、アメリカではハインツ、と決まっている。

別に、ハインツのケチャップに特段の思い入れがあるわけではないが、
瓶入りのものは、アメリカのコーヒーショップのカウンターの上に
いつも置かれている。そんなイメージである。
だれかの、ポップアートにそんなのが、あったような、なかったような。

夕方に、ハインツのケチャップの写真を見ていたら、
山盛りのフレンチフライが食べたくなった。
いかにも、アメリカ、で、ある。

20時前、オフィスを出る。

フレンチフライだけでは、飯にはならない。
ハンバーグ、であろうか。
ステーキも、よいかも知れない。

牛込神楽坂駅そばのスーパーを覗くが、
今一つ、である。
今日のテーマは、アメリカンであるから、大きくなくてはならない。
貧弱で、高価なステーキ肉では、ダメである。

ハナマサかな。

拙亭近所の、ハナマサを覗く。
いつも、ステーキ肉は、ある。
オーストラリア産、ランプステーキ。
特大である。ワラジのよう。
435g¥600が、¥480になっている。
これなら、よかろう。
冷凍の付け合せ用に面取りがされた、にんじん、も、安かったので買う。

帰宅。

まずは、にんじん。
グラッセ。

深めの皿に、5〜6個。
お湯、固形のブイヨン、バター、砂糖を入れ、
ラップをし、レンジ。

フレンチフライは、冷凍の買い置き、が、ある。

揚げ鍋に油を用意。
ここから、三つが、同時進行である、描写としては、交錯する。

肉。
とにかくでかい。
長さ30cm超、で、あろうか。

筋にできるだけ、包丁目を入れる。
両面に塩胡椒。

揚げ鍋に点火。

レンジを見る。
ラップが甘く、少し吹いてしまった。
煮えてはいるようだ。
取り出して、レンジの皿を、洗っておく。

フライパンを熱する。

菜箸を入れ、揚げ鍋の油温をみる。
OK。
いもを、入れる。

フライパンの火を止め、バターを入れる。
バターが溶け、油を回す。

肉、投入。
肉が大きく、フライパンに入りきらない。

弱火。
(もうくっつかなくなっては、いる。)
肉は、厚みもある。
1.5cm〜2cmは、ある。

様子を見ながら、比較的、手早く、焼く。
焼き具合は、ミディアムあたりを、目指す。

フレンチフライの方も同時進行である。
皮付きであるため、比較的形が不揃いで、大きいものもある。
比較的低温で、長目に揚げる。

塩胡椒、のまま、でもよいかと思ったが、
冷蔵庫に、ブルーチーズがあったので、これでソースにしよう。

肉は上げ、フライパンに、白ワイン、
ブルーチーズ、バター、粒入りマスタード。
軽く煮詰める。

フレンチフライは、塩をふる。

完成。
盛り付け、と、いうほどでもないが、、、。

皿も本来は、でかい、のであるが、
肉が、ドデン。ポテトが少なく見える。
手前に、ソース。

ビールを抜いて、食べる。

肉は、思ったよりも、うまい。
やはり、多少は筋があるが、今日はアメリカンの日であるから、
御の字、である。

アメリカなどでは、筋だらけ、の、ものも、少なくない。
焼き具合も、目指した、ミディアム程度に、なっている。

このソースは、自己流、で、あるが、簡単で、まあまあ。
白ワインがよい。

(もともとは、随分前の「男の食彩」のレシピで、ある。)

しかし、400g超の肉は、食べで、が、ある。
食べている間に、冷めてくる。どんどん食べねばならない。
ジャポネの大盛、ほどではないが、なかなか、減らない。

ふう。ポテトも食わねば。
もともとは、今日は、ポテトとケチャップであった。

なんとか、食い終わった。苦しい。

しかし、けっこう、うまかった。
たまには、こんなものも、よかろう。

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