断腸亭料理日記2006

神楽坂・そば・翁庵・その2

4月25日(火)夜

今日は、午前中、人間ドック。
先日、胃カメラをやったばかりであるが、今日は
会社のもので、定期検診の代わりに受けている。
これもやらなくてはならない。
本当に、検査というものは消耗する。

朝飯を抜いているため、昼は、前に書いたことがあるが、
牛込柳町の宝竜


というところの中華丼。大盛ではないが、もともと、盛りが大きい。

さて、夜。

昼、空っぽの胃に大食をしたせいか、なんとなく、腹が重い。
真っ直ぐ帰って、さっぱりしたものでも食べようか、と、
考えていたのが、部下が、なんとなく、「行きたそう」な顔、
をしている。じゃあ行こうか。
(上司もそれなりにたいへんなのである。)

どこがよかろう。

先週行った、神楽坂下の、そば屋・翁庵はどうか。
軽く呑んで、食べるにはぴったりである。

前回は、ここの名物の、かつそば、が食えなかったのであった。

20時半。
今日も、なかなか、賑わっている。
一人で一杯呑んで、食事をしている人も多い。
そば、だけではなく、ご飯もあり、刺身定食なんというものもある。
食堂、というような使い方もあるのだろう。
なかなかよい店である。

とりあえず、ビールをもらって、はなわさび。
わさびの花のおひたし、である。
こういうさっぱりしたものがよい。

お。そうであった、この前は、かつ、が終わってしまっていたのであった。
聞いてみると、今日は、まだある、と、いう。
せっかくであるから、頼んでおくか。

さて、ここは、そば焼酎のそば湯割り、と、いうのがある。
小瓶に入ったそば焼酎と、土瓶のそば湯が運ばれる。
¥410


小瓶から注いで、勝手に割って作るわけであるが、
なにか、よい感じである。

一本ほどでやめて、かつそば。

きたきた。
これが、かつそば、で、ある。


専用に、揚げてもらっている、というが、なるほど、
そばに合うように、薄く揚げられている。

前回も書いたが、ここのつゆは、甘い。
かつそば。この甘いつゆは、実に好相性。
もともと甘いそばつゆを目指していたのではなく、逆に、かつそばに
すべてのつゆの味を合わせている、と、いうような気もしてくる。
いや、それほどに、これは合っている。
むろんのこと、とんかつ、を載せたそばである。
A級ではないが、B級として、かなり、うまい。

と、食べていて気が付く。
これ、そばの量が違う。
先日は、かつそば、のかわりに、てんぷらそばを食べたが、
おそらく、麺が、1.5倍くらいの量はある。
気のせいではない、連れも、多い、という。

残念。

腹具合悪く、完食ならず。
(体調完全であれば、まったく問題はない量である。)
せっかく頼んだのに、申し訳ない。

さて、耳寄り情報だが、5月5日は、ここの明治17年創業の日だそうだが、
毎月、5日は、名物かつそばが、なんと¥500という。

軽く呑んで、飯でもそばでも、もちろん、かつそばでもよい。
やはり、神楽坂翁庵、よい店である。


神楽坂翁庵




追伸:このあと、帰宅後、腹痛の上、一晩中、腹下し。
結局、翌日、休む羽目になってしまった。
やれやれ、、、、。



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