断腸亭料理日記2006

ミートソースのドリア

3月12日(日)第一食、二食

今週も、昨日、土曜日は仕事。
土曜日一日まるまる仕事をしていると、なかなかに疲れもするし、
ストレスもたまる。
愚痴をいっても仕方がない。
ひとまず、土曜の出勤は、再来週まで。もう一息である。

疲れ切って、早く寝てしまったので、
起床も普通の時間。

日曜の朝、なにを食べようかと考える、と、
パスタ、と、いう選択肢は、比較的筆者には多いかもしれない。
前回は2/12、ソーセージのトマトパスタであった。

冷凍庫を開けてみる。
妻が、ハンバーグでも作ろうとして、作りそびれた、
挽肉が入っていた。

これで、今日はノーマルなミートソース、(あるいは、
ボローニャソース、スパゲティーならボロネーゼ、
いろんな言い方はあるが)を作ろうか。

ボローニャとはイタリア北中部、というのであろうか、
大陸側ではなく、長ぐつの一番上あたり、の内陸都市。
北寄りで内陸であるため、魚介類ではなく、肉なのであろう。

セロリや、にんじんなどを入れる、という手、も、あるが、
面倒なので、にんにくのみ。

まずは、挽肉の解凍。
ハンバーグを想定していたせいであろう、
300〜400gはゆうにある。
ミートソースとすれば、鍋一杯にできそうである。

にんにく、4かけらほどをスライス。
鍋にオリーブオイルを入れ、
弱火で軽く焦げ目が付くまで炒める。

解凍した挽肉を入れ、これも炒める。
炒まったところで、塩、胡椒、ナツメグ、タイム。

トマト缶。二缶。
ホールのものを、軽く包丁で切って、入れる。
挽肉の量が多いので、二缶必要であった。
水を一缶の半分ほど。

煮込み用に、ローレル2枚と、オレガノ。

弱火で20分ほど。

途中で、同時進行で、
スパゲティーを茹でるための湯を沸かす。
煮込み終了と共に、スパゲティーも茹で上げ、
完成。

とてもノーマル。普通のミートソース、で、ある。

朝飯として、食い終わる。

うまかったのだが、なにか物足りぬ、ような、気もする。
なにか、、な?

比較的、肉が多めである。
これだけ食べてもよさそうであるが、
ドリア、なんぞは、どうであろうか。

そうである。先日ラムのカレーや、チャーハンにした、

タイ米(香り米)。これを使ってみよう。

なにか、ストレス解消に、作ることと、食うことに
向かっているような気もする。
しばらく時間を置いて、作り始める。

米の仕上がりは、リゾット状、で、どうだろうか。
炊飯器ではなく、鍋に1カップほどの米を入れ、
水は少し多め。(通常の炊飯の水加減よりも多め、
というだけで、はかってもいない。)
沸騰したら、弱火。
15〜20分ほど。
水分がなくなり、煮詰まってきたので、スプーンで
とって、煮え具合を見る。
結構柔らかくなっている。
この程度でもよいのかもしれない。
水を少し足し、もう一度、沸騰させ、
ここで火を止めて、米はさらに水分を吸うであろうから、
しばらく置いておく。

柔らかめの、お粥状の、ものができた。
うーむ。どうであろうか。

耐熱皿に、お粥状の米を移し、上からたっぷりと、
ミートソースを入れ、パルメザンチーズ、パン粉、さらに一番上に
オリーブオイルを掛けまわす。
これは、焦げ防止のため。普通のグラタンであればバターであるが、
ちょっと、考えて、オリーブオイルにしてみたのである。
オーブントースターで、焼く。

完成。

うん。

これは成功。やはり、肉が多めの場合、香ばしく焼くとうまい。
香り米との相性も悪くない。肉から、けっこう脂が出ており、
それとの相性であろうか、
米の堅さ加減も、お粥状のこの程度で、特に問題はない。
これはスパゲティーよりも断然うまい。

しかし、、、朝から、食べ過ぎで、ある。



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