断腸亭料理日記2006

上野・もつ焼き・カミヤから

5月9日(火)夜

さて、今日は、弊社の常務との打ち合せ。
そう頻繁にあるわけではないが、なかなか、重い。

今日は、とっとと、帰ろう。

18時過ぎると、引ける。
むろんのこと、呑みたい。どこへ行こうか。

久しぶりだが、上野のもつ焼き屋、カミヤ、へ行ってみよう。

大江戸線を上野御徒町で、銀座線に乗り換え、一駅。
上野で降り、地下道を歩き、上野駅の東側。
昭和通りの向こうへ出る。
きつね寿司の前を通り、浅草通りを渡り、キンコーズから、数軒。
昭和通り沿い。

小さな店である。
出入り口は、昭和通り側の表と、脇の路地と、二ヶ所ある。
表から入る。

右側にカウンター、左側にテーブル席二つ。
カウンターは向こう側にもある。
向こう側は路地の入り口から入る。

満席ではないが、かなり埋まっている。

あけてもらって、カウンターに座る。

「えーと、レモンサワー」

なにかシステムがあったような気もするが、
憶えていないので、焼き物は、「一人前」を、もらう。

ちょっと、怖い感じもする、おかあさん(お姐さん)が
「タレ?シオ?」と、鋭く、聞く。

お。「しお」。

お通しの、大根の古漬けの載った小皿が、前に置かれる。
これは楊枝で刺して、つまむ。

レモンサワーを一口、二口。

焼けてくるのを、待つ。

おとっつあん(お兄さん)が、時折、パタパタと団扇を使うと、
炭の灰が舞い上がる。
ここは、炭焼きである。
注文が入ると、おかあさんが、焼くものを、おとっつあんに渡し、
おとっつあんは、一心不乱に、焼く。

「その男(3)」を読みながら、待つ。

1ページ半ほど読んだところで、最初の2本が目の前の
皿に、炭の上から直接、載せられる。

白。

まったくの焼きたて。

うまい。

レモンサワーを呑む。

続いて、どんどんと、焼きあがる。
ハツ、レバ、ナンコツ、コブクロ、、、

また、レモンサワーを一口。

ここのサワー、ちょっと、濃い目だろうか。
すぐに酔う、ような気がする。

都合、一人前、9本だろうか。

サワー一杯で、お勘定。

¥1250。

キンコーズの前まで戻ってくる。
通りの向こうを見ると、翁庵がまだやっている。
ねぎせいろ、を食って、ぶらぶら歩いて、帰宅。

充実である。



もつやきカミヤ
TEL 03-3844-7034
〒110-0015 東京都台東区東上野4丁目3−7 
地図

翁庵

TEL 03-3831-2660
〒110-0015 東京都台東区東上野3丁目39−8 





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