断腸亭料理日記2007

モツの焼きそば

2月6日(火)夜

今日は、暑かった、とまでいうのは、いい過ぎであるが、
かなり暖かかった。

最高気温が東京で、16℃。
前橋であったか、18℃。

春先、三寒四温などというが、この2月の上旬に、既に三寒四温が
始まっている、のか。もう様子は春、で、ある。

この冬は暖冬を通り越している。
寒くないのは、普通に暮らしている分には、過しやすく、
よいのであるが、冬物衣料や、暖房器具やら、
それに、野菜が売れないという。
鍋料理を皆がしない、から。
また、暖かくて、育ち過ぎ、らしい。
やはり、寒いときには寒くないと、皆、困ってしまう。

昨年も春が早かったような気がするが、今年も
この分だと、花見は早くなりそうである。
エルニーニョなのか、地球温暖化なのか、、
これから、どうなってしまうのであろうか。

ともあれ、今日ぐらい暖かいと、
焼きそば、が食いたくなる。

そうである。しばらくいっていないが、

京橋の雲樓。

モツ、の入った、焼きそば。
これを作ってみようか。

¥100コンビニで、野菜、キャベツ半分と、生椎茸、
それから、3食焼きそば。
スーパーで安くなっていた、焼肉用の
(味の付いていない)豚タンとレバーを買う。

帰宅。

レバーはよく洗う。
くさみ抜きにもなろう。酒としょうゆをもみこみ、
しばらく置き、一口に切る。
タンは、スライスになっているので、このままでよかろう。

キャベツもザクザク、正方形に切る。
椎茸は厚めにスライス。
それから、ねぎも少し厚めに斜め切り。

基本的に、あんかけ焼きそば、で、ある。

まずは、麺に焦げ目を付ける。

3食の麺は、内袋のままレンジに入れ、軽く加熱。
こうすると、ほぐれやすくなる。

中華鍋を用意し、一度焼く。

一度火を止め、油を敷き、一玉ずつ、よくほぐした麺を
平らに広げる。

点火し、強火。

お玉で、麺を押さえたり、鍋を回しながら、焼く。
煙が出てきたら、鍋を振って、ひっくり返す。
これはさほどに難しくはない。
もう片面も焼く。

一玉ずつ焼くと簡単である。
前に、3玉同時にやろうとしたが、
うまくひっくり返らなかった。

3玉分焼いて、皿に取っておく。

餡。

中華鍋に油を敷く。
レバーとタンから炒める。

次にキャベツ、椎茸を加え、炒める。
最後にねぎ。

塩、胡椒。

中華スープ(缶入りのペースト状の素、を湯に溶かしたもの)を
ヒタヒタより少し少ないくらいまで、入れる。

軽く煮込み、香り付けに胡麻油を少々まわし入れる。

味見。
よいかな。

水溶き片栗粉でとろみ付け。

とろみ付けは、最近はあまり失敗しなくなった。
よくいわれるが、弱火でも火はつけたまま。
そして、当然ながら、お玉で鍋の中身をまわしながら入れる。
最近は、固めを目指して入れている。
特に、あんかけ焼きそばの場合は、固めの方が、絡みやすい
ように思う。

麺を皿に盛り、餡をかける。


やはり、ビール。

酢をかけまわして、食べる。

ふむ、ふむ。

なかなか、うまいものができた。
結局、スープ(の素)の味ではないのか?
ともいわれそうだが、それは一面、認めるが、野菜や、モツも
先に炒めて、煮込んでいる。
いわば、タンメンの要領、で、ある。

レバーだの、タンが焼きそばに合う、のか、、
そもそも、レバーやタンが、うまいのか、、。
どちらでもよいが、なにか、B級な感じが焼きそばに合っている
と思われる。
いかだの、えびだの、の海鮮も悪くないが、
モツの焼きそばは、うまい。

※お知らせ・速報!

またまた、取材!
今度は、東京FM。2/15、朝6:50〜
お題は、例によって、池波作品の料理について、
だそうです。どんなことになるのやら、、?
断腸亭


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