断腸亭料理日記

鯵たたき

513日()
今週末は珍しく、普通の休みである。

妻は帰京しているが、仕事に出かけ、
筆者は、新宿まで、連休中に借りた、レンタルビデオを返しに行く。

葛飾から、新宿までの間、魚屋の、選択肢はいろいろあるが、
前にも書いた、小石川1丁目、こんにゃく閻魔前、魚屋「鯛助」を覗いてみる。

ここは、いつも、本当に、いいものが安い。

今日は、、?

鯵と穴子である。
「脂あり」と書いた、そこそこに大きい鯵が、6,7匹あって、\200である。
それから、大きな穴子。開いたもの、3本で、\500。

鯵は言うまでもなく、今が旬である。
また、特に、今年はよく獲れているのだろうか。
比較的どこへ行っても安い。

帰宅し、早速おろしにかかる。

全部で7匹あり、うち4匹をおろし、たたきにする。
おろしていても、脂ののった鯵であることが、よく判る。

わきぎを、たっぷり、みじん切りにする。
ついでだが、わけぎも、近所のスーパーで、3把\100と安かった。

生姜。これも今、季節である。安い。
たっぷり、おろす。

おろした後の頭、骨は、煮だし、出汁を取っておく。

さらに、わけぎは、さらに、さっとボイルし、
水気をよく切り、赤・白半々の酢味噌で、ぬたにする。

穴子は、明日、天ぷらにしよう。

妻の帰宅を待って、食べる

丼鉢いっぱいの鯵の叩き。

脂ののった鯵は、味が濃い。
旨みに溢れている。
たっぷりのおろし生姜とねぎ。
なにか、黄金の組み合わせのように、感じる。

わけぎのぬたもいい。

魚にしても、野菜にしても、うまいものは安い
これは、考えてみれば、しごく、当たり前のことであった。
 
 
 

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