断腸亭料理日記

手羽先から揚げ
3月8日(月)
今日は少し寒いが、このところ温かくなってきた。
これから、焼き鳥などの季節である。

名古屋名物手羽先から揚げが食べたくなった。
いうまでもなく鶏肉の手羽先のから揚げである。

ここ数年、東京でも「手羽先から揚げ」をウリにする店ができて
知られるようになったが、元祖は名古屋である。
(ちなみに、東京にある「よしだ」(だったか?)は名古屋にはない。)

名古屋では居酒屋の2チェーンが競っている。
「世界のやまちゃん」「風来坊」である。
つぼ八的な、まあ、どこにでもある感じの店である。

筆者は昨年、仕事でこの手羽先を撮影する必要があり
両店のものを大量に買い込んだことがあった。
(手羽先スナックのイメージ写真として)
両店の違いは見た目では、「風来坊」は手羽先の関節の曲がった先の部分が
切り落としてある。
この部分はほとんど肉がないため、これで一向に差し支えない。

また、若干「やまちゃん」の方が味が濃く、ふっくら揚げてあるのに対し、
「風来坊」の方がより長く揚げてあり、水分が飛んでいる様子。(パリパリ感)

持ち帰り、家で食べることに。
2軒ともオフィスのそばにはあるが、より近い「風来坊」の方へ。

1人前5本\400の折(おり)。まあ、居酒屋の持ち帰りである。こんなものか。

甘辛のしょうゆだれをかけ、揚げてあり、
仕上げにコショウがたっぷりと掛けられている。

食べる。
ビールを、クゥー、と飲んで。手羽先にかぶりつく。
うまいもんだ。

手羽先じたいあんまり食うところは少ない。
皮と骨の間のちょっとした肉。
コショウ&甘辛の皮のパリっとした食感がうまいのである。
 
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