断腸亭料理日記

ラフティー&ニガウリの点心

9月25日(土)その1
妻が米国へ出張中のこともあり、今週は名古屋。

この週末は、餃子から発展。小龍包に挑戦、と決めている。
しかし、どうも、一日でできそうにないので、
下拵えも兼ねて、今日は、先日作った、
ラフティー(沖縄風、豚角煮。)を作る。

小龍包は、あの、肉汁、スープがポイントである。
調べると、豚の皮をスープで煮込み、入れる、ようである。

豚皮など、とても、手に入らない。
そこで、一計を案じる。

「豚足」である。

ようは、豚皮のゼラチン質が必要なのであろう。
ゼラチン質といえば、豚足に多量にあり、手にも入りやすい。

豚のスープを取るために、ラフティーの下茹での汁を使おう。

豚足と、豚バラ固まりを買い出し。
ついでに、安かったので、ニガウリ。

作る
豚バラを茹でる。
40分ほど。

茹で汁を半分ほど分け、豚バラは焼酎を同量入れ、さらに、煮込む。(2時間)

豚足は皮、骨、軟骨に解体。茹で汁で煮込む。

二つの鍋を同時に煮込む。
豚足は皮が1時間ほどで柔らかくなったので、止めておく。

点心のタネ作り
豚バラスライスを、微塵切りから、叩く。
生姜絞り汁、しょうゆ(小龍包は、上海。塩でなく、しょうゆのようである。)
みりん、酒、全卵。
柔らかくなった、豚足の皮を微塵切りして入れる。

今日買った、ニガウリは、このタネを使い、点心に、しよう。
ニガウリというものは、最近、どこでも、出回っているが、初めてである。

以前にぼんやり見ていた、NHK教育の中国語会話で、庶民の(中華)料理、のような
コーナーをやっており、これで取り上げていたもの、である。
ニガウリを5mm程度の厚みに切り、これに、点心の種をのせ、
(クラッカーのオードブルのような形である。)
フライパンでフタをし、蒸し焼きにする。

小龍包の種から分け、冷凍庫にストックしてある海老を入れ、合せる。

タネさえあれば、簡単である。

ラフティーはしょうゆ、砂糖で味付け、1時間。
さらに、仕上げにしょうゆ、鰹削り節で30分。

小龍包のタネは、さらに、多量のスープを加え、冷凍庫へ。
(シャーベット状にして、皮に包む。)

食べる
昼から作り始め、18:00である。

ニガウリの点心。
しょうゆをかけて食べる。

ニガウリ、なにか不思議な味である。
確かに、苦い。これが、癖になる味なのだろうか?
まずくはないが、あまりピンとこない。

ラフティーは例によって、脂っこさがなく、非常に、うまい。

琉球&中華。いずれにしても、豚の日であった。
明日もご期待!

※平均点  2.645      合計 31人

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